リモートワークの普及からか、バンライフや旅する生活について注目が集まっています。
しかし、興味もあるしやってみたいけど、いくらかかるのか不安で実践できないという人が多いです。
こんな人におすすめ
- 旅をしながら生活してみたい!
- いくらあれば、バンライフができるの?
- 実際に月にいくらかかっているのか知りたい!
勢いだけで、バンライフや旅する生活を始めるのは危険!
予想していたよりもお金がかかって、資金不足におちいることも…
特に貯金だけでバンライフを始めようと考えている人は、月にいくらかかるのか、把握しておく必要があります。
今回は、実際に730日以上バンライフをしている私たち【かなかず夫婦】(@kanakazu_fufu)が「旅する生活の生活費・固定費」を紹介します。
この記事を読めば…
- 何にお金がかかるのかがわかる!
- バンライフの1ヶ月の固定費がわかる!
- 旅する生活を始めることができる!
何をするにもついてまわるお金の問題。
1ヶ月の固定費がわかり、バンライフをする期間が決まっていれば、旅する生活にかかる費用を見積もることができます。
これから私たちの固定費を包み隠さず紹介するので、バンライフを始めようと思っている方は参考にしてくださいね♪
ちなみに1年間で130万円貯めてから旅にでたよ!
手取り19万円で年間130万円貯めたコツはこちらで紹介しているので合わせてご覧ください。
私たちは現在、北海道に移住し、夫婦2人で月12万円で暮らしています。
固定費を抑える方法はこちらの記事で解説しています▼
【旅する暮らし】バンライフとは
VANLIFE(バンライフ)とは、車中心の生活スタイルのこと。
自分が生活に必要な最小限の荷物を車に詰め込んで、何にも縛られない自由気ままな旅・生活をすることを「バンライフ」と呼びます。
バンライフは、フォスター・ハンティントン(Foster Huntington)から始まった、広まったと言われています。
バンライフ=車生活
というよりも、「自由なライフスタイル」という想いや考え方が強いです。
自由気ままなライフスタイルのことをバンライフと呼んでいるよ!
好きなときに、好きな人と、好きな場所に行けることこそが、バンライフの最大の魅力です。
バンライフを通じて、自分の理想の生活スタイルを見つけましょう!
いくらあれば旅をしながら生活できるの?
私たちは、InstagramやTwitter、YouTubeなどでバンライフの生活や旅の様子を発信しています。
ありがたいことに、よくバンライフについて質問をいただきます。
特にお金についての質問が多いです。
- 毎月いくら使っているの?
- いくらあれば、旅する生活ができるの?
- バンライフを始めるまでにいくら貯めたの?
お金がなければ生活していけません。
今回は、みなさんが気になっている「バンライフでの生活費・固定費」を公開します。
今までの平均を紹介するよ!
あくまで、バンライフを始めてからの生活費・固定費なので、車作成にかかった費用は含んでおりません。
中古車でキャッシュ一括で購入したから、ローンを組んだりもしてないよ!
なお、私たちの愛車「COMO(コモ)」について詳しく知りたい方はコチラの記事で紹介しています▼
車体価格や内装、設備について紹介しているので、バンライフに興味のある方は参考にしてくださいね♪
旅する生活の固定費
お待ちかねのバンライフの生活費・固定費を公開していきます。
旅しながら生活する際にかかっている費用は
120,000円/月
600日以上、旅しながら生活している私たち夫婦が実際に使った金額の月平均です。
2人分合わせた金額なので、1人分で考えると月6万円ということになります。
人によっては、もっと費用を抑えられるよ!
生活費・固定費は下記のように分けて算出しました。
固定費の内訳
- 家賃
- 水道光熱費
- 食費
- 通信費
- 入浴費
- 自己投資
- 消耗品
それでは気になる内訳を紹介していきます。
詳細を知りたい方は、コチラの記事でバンライフを始めたばかりの頃、2020年7月の1ヶ月の費用を詳しく紹介しています。
固定費①家賃
家を借りているわけではないので、純粋な賃料は0円!
家を車に置き換えて家賃を考えると、ガソリン代と自動車保険料が当てはまります。
- ガソリン代:約30,000円/月
- 自動車保険:自賠責保険12ヶ月で14,800円
- 自動車保険:任意保険12ヶ月で約45,000円
1ヶ月単位で考えると、
約35,000円
になります。
ガソリン代
私たちの自作キャンピングカーはいすゞの「COMO(コモ)」という車です。
NISSANのキャラバンと同じ車だよ!
私たちの車はディーゼル車です。
ディーゼル車は燃料が軽油なので、ガソリン車より燃料代を安く抑えることができます。
固定費を抑えるなら、ディーゼル車がおすすめ!
車を購入してから燃料の種類を変えることはできません。
燃料費を抑えたいのであれば、車を検討している時点でディーゼル車を探すといいですよ。
ディーゼル車がおすすめ
自動車保険
自動車保険には自賠責保険と任意保険の2種類があります。
自賠責保険は、基本的に全ての自動車に加入が義務付けられています。
しかし、任意保険は必ず加入する必要はありません。
バンライフをしていると、車での事故はつきもの。
任意保険に加入しておいたほうが安心だよ!
任意保険に加入するかどうか悩んでいる方には、コチラの記事がおすすめです▼
自賠責保険料は、自賠責保険の損害調査をおこなっている損害保険料率算出機構がさまざまなデータをもとに算出しています。
保険料は、車種ごとに離島などを除いて全国一律です。
僕らが乗っている4ナンバー車は、12ヶ月で14,280円だったよ!
任意保険は、年齢や補償内容、等級によって保険料が決まります。
つまり、補償内容や契約内容を見直せば、保険料を安く抑えることが可能です。
私たちは年間45,000円以下だったよ!
自動車保険を安くするには、保険会社を比較することも大切です。
一社一社に見積もりを依頼するのは手間ですが、一括見積もり依頼サービスを利用すれば、一度の申し込みで複数社から見積もりを受け取れます。
最安値が見つかる
固定費②水道光熱費
私たちの場合、水道光熱費は下記のような内訳になります。
- 水道代:約4,000円
飲水用、コインランドリー代など - 電気代:0円
ポータブル電源(本体代は初期費用のため料金に含めず) - ガス代:約500円
ガスボンベ代
上記を踏まえて計算すると、1ヶ月でかかる光熱費は
約4,500円
になります。
水道代
私たちの車には水道設備がありません。
飲水は、スーパーの無料給水サービスや湧水を利用しています。
詳しくは、コチラの記事で紹介しています▼
調理では洗い物が出ないよう工夫しているため、水は必要ありません。
ここまでで水道代は0円!
洗濯物は、1週間に1回利用。
洗い+乾燥で1回800〜1,000円かかります。
1ヶ月でだいたい4回利用するので、約4,000円となっています。
つまり、水道代は洗濯代のみ!
電気代
電気代は0円!
電気は、ポータブル電源でまかなっています。
ポータブル電源とは
持ち運び可能な蓄電池のこと
ポータブル電源は、走行充電やソーラー充電で充電できるため、お金がかかりません。
初期費用はかかるけど…
購入しちゃえば、お金はかからない!
私たちが使用しているポータブル電源はコチラ▼
携帯やパソコン、撮影機材の充電にポータブル電源を利用しています。
照明については、充電する必要のない「ソーラーランタン」を使用。
詳しくはコチラで紹介しています▼
ポータブル電源を導入しているので初期費用はかかりますが、日々の電気代は0円です。
ガス代
ガス代は、調理に利用するカセットコンロのガスボンベ代のみです。
月にだいたい2〜3本使用します。
ガスボンベは3本で約300〜400円だよ!
ガスボンベ製品によって、価格にはムラがあります。
それは、ガスボンベの中身、ガスの種類が異なるため価格に差が出ているのです。
私たちは3本で500円以上するガスボンベを購入したことがないため、1ヶ月のガス代を約500円としました。
「高いガスボンベのほうが長持ちする」場合もあります。
もしかしたら、安いガスボンベより高価なガスボンベを利用したほうが、費用を抑えられるかもしれません。
固定費③食費
1ヶ月にかかる食費は
35,000〜40,000円
食費は、家で生活していたときと変わりありません。
食事を抜いたりはしていません。3食きちんと食べて、上記値段になっています。
バンライフでも自炊は可能なため、なるべく自炊をしています。
ご当地グルメを食べるために外食するときもあるよ!
外食でお金をかける日もありますが、スーパーで見切り品を購入することもあります。
安く抑えようと思えばもっと抑えることができますが、食事を我慢するのは身体に悪いです。
食事を抜くと、栄養不足で頭が働かなくなることも…
1日に必要なエネルギー、基本摂取カロリー分を摂取するよう心がけています。
車中飯に興味のある方は、コチラの記事を参考にしてください▼
固定費④通信費
通信費は、携帯代やモバイルWi-Fi代のこと。
今回紹介する通信費は携帯3台分の値段です。
携帯3台でかかる費用は、
約3,500円
モバイルWi-Fiは解約!今は携帯のテザリングを使用しているよ!
旅をしながら生活していてどうやって電波を確保しているのか知りたい方には、コチラの記事がおすすめです。
みなさんの携帯代はいくらですか?
かなかず夫婦の携帯
- iPhone8:docomo
機種代支払済で料金約3,500円 - iPhone SE第2世代:楽天モバイル
機種代支払済、使用料無料期間中 - 楽天のスマートフォン:楽天モバイル
機種代支払済、使用料無料期間中 - ((無料期間終了後、携帯代は8,000円程度になる予定)
私たちは携帯が3台あるにもかかわらず、3,500円しかかかっていません。
楽天モバイルが無料期間中ということもあり通信費を抑えられていますが、無料期間が終わったとしても全部で約10,000円になる計算です。
携帯1台で通信費が10,000円を超えている人は、見直したほうがいいかも…
他社よりは通信費を抑えることができるので、固定費を抑えたい方に楽天モバイルはおすすめです。
固定費⑤入浴費
月にかかる入浴費は、
20,000円
つまり1人10,000円、1日換算すると330円ということになります。
お風呂は主に、
- 銭湯
- 日帰り温泉
- スーパー銭湯
- 快活クラブのシャワー
- 道の駅やSAなど公共施設のシャワー
を利用しています。
お風呂は基本2日に1回!寒い日や汗をかいた日は毎回入浴するようにしているよ!
入浴費用を抑える秘訣としては、無料温泉や温泉半額本を利用することです。
日本各地には、温泉や入浴施設のクーポンが付いている本がたくさんあります。
例えば…
- 北海道情報誌HO【ほ】
入浴施設の無料or半額クーポン付き - 信州物味湯手形
12施設で手形入浴できる
約140の協賛施設で割引や特典が受けられる - 鹿児島&宮崎 温泉半額本
掲載されている入浴施設を半額で利用できる
他の地域でも、観光施設や道の駅で入浴施設のクーポンが置いてあったりします。
少しでも入浴費を抑えたいのであれば、クーポンの利用がおすすめです。
もっと費用を抑えたい人には、秘湯や野湯などの無料温泉がおすすめ!
入浴費を抑えるのであれば、無料温泉が1番です。
無料温泉は洗体ができなかったり、地域によっては無料温泉がない場所もあります。
安く抑えたいときは無料温泉やシャワーを利用し、ゆっくりつかりたいときは温泉に入るのがベターでしょう。
私たちのお風呂事情については、コチラの記事で詳しくまとめています▼
女の子の日の対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください♪
固定費⑥自己投資
自己投資は、将来のために自分に当てているお金です。
例えば、
- 知識やスキルを身につけるための書籍
- オンラインスクール
- 化粧品などの美容
これらが自己投資に当てはまります。
自己投資は月に
15,000円
私たちはフリーランスとして活動しているため、日々勉強、知識を身につけることを大切にしています。
とくに本をよく読んでいるよ!
本から得られる知識は膨大です。
ほしい本や読みたい本がたくさんあります。
ただ、本が増えていって収納に困るよ…
紙の本だと、収納や持ち運びに困ってしまいます。
そこでおすすめなのが電子書籍。
おすすめはkindleunlimited読み放題です。
月額980円で200万冊以上の本が読み放題!
初めて利用する人は、30日間の無料体験が可能だよ!
いつでもキャンセルできるから、無料体験してみて損はなし!
小説やビジネス本、コミックや雑誌、実用書や洋書など幅広いジャンルの本が読めます。
kindleunlimited(キンドルアンリミテッド)は、本が好きな方や知識を身につけたい方におすすめのサービスです。
\200万冊の本が読み放題/
固定費⑦消耗品
消耗品はティッシュやラップ、キッチンペーパーなどの日用品のこと。
毎月購入するわけではありませんが、平均すると月に
1,000〜2,000円
かかっています。
消耗品は、必要なときに必要な分だけしか購入しないため、そこまで費用はかかっていません。
その他:税金・年金・保険・観光費
固定費とは別にかかっている費用を紹介します。
税金・年金・保険
住民税や年金、保険料は、口座引き落としになるよう手続きをしました。
年金以外は、収入に応じて変動するため、支払っている金額は控えさせていただきます。
ちゃんと納めているから安心してね!
納税額は確定申告により決められています。
私たちはフリーランスになってから、確定申告をしています。
確定申告については、コチラの記事を参照してください▼
年金は国民年金になります。
納める額が決まっており、納められない場合は、収入に応じて免除を受けることも可能です。
免除を検討している方は、お住まいの年金事務所または市役所に行って手続きをしましょう。
免除についてはこちら▷https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html
観光費・娯楽費
観光費は、滝や川、湖など自然を中心に回っているため、あまりかかっていません。
100名城や神社仏閣を回ったときくらいしかお金がかからないため、観光費は固定費に含んでおりません。
観光費はほぼ食べ物かも…。それは食費として計算してるよ!
娯楽費はほぼなし!
年に1〜2回映画館で映画を見る程度。
今はディズニープラスで映画を楽しんでいます。
ディズニープラスも現在無料期間中だから、費用はゼロ!
ディズニープラスの無料期間が終わったら、どのVODサービスを利用するかは検討中です。
VODとは
ビデオ・オン・デマンドの略で、月額料金で映画やドラマ、アニメなどを見ることができる動画配信サービスのこと。
インターネット環境があれば、スマホやパソコン、タブレット端末でどこでも好きな時間に視聴できます。
【バンライフ】自分に合う生活スタイルを見つけよう!
私たちの1ヶ月の生活費・固定費は
120,000円
内訳
- 家賃:35,000円
- 水道光熱費:4,500円
- 食費:40,000円
- 通信費:3,500円
- 入浴費:20,000円
- 自己投資:15,000円
- 消耗品:2,000円
今回紹介した生活費は夫婦2人分です。
人によってはもっと費用を抑えることができるかもしれませんし、もっとかかる人もいるでしょう。
今回紹介した生活費は、あくまで車で旅をしながら生活している私たちの金額だよ!
生活スタイルは人それぞれ。
参考程度にしていただけると幸いです。
バンライフをするにも、普通に生活するにも、お金がかかります。
まずは、
- 貯金だけでバンライフをするのか
- 旅をしながら稼ぐ方法を見つけるのか
- どうやって資金を確保していくのか
決める必要があります。
僕たちは貯金だけで生活するつもりで、2020年6月からバンライフをスタートしたよ!
貯金だけでバンライフをするのであれば、期間を決め、貯金額を見積もっておきましょう。
私たちの場合、ただ旅をするだけではもったいないと感じたので、バンライフとともに当ブログとYouTubeを始めました。
今では、ブログとYouTubeが旅の資金源になっているよ!
私たちは結果的に、旅をしながら稼ぐことができています。
ですが、最初から旅をしながら稼ぐつもりで、スキルや知識を身につけておけば、お金に困ることはありません!
貯金をし、決まった期間でお金のことを考えずに思う存分旅を楽しむのもありです。
貯金だけではいつか終わりを迎えてしまいますが、旅をしながら稼ぐことができれば、自分が満足するまでバンライフを続けることが可能です。
貯金か、旅をしながら稼ぐのか。
自分のライフスタイルを決めておくと、いくらお金があればバンライフをスタートできるのか明確にすることができます。
旅をしながら稼ぐ方法
バンライフ、旅する暮らしに憧れているけど、貯金がそんなにない!という人もいるのではないでしょうか?
そんな人には、旅しながら稼ぐ方法を紹介!
旅しながら稼ぐ方法
- ブログ
- ライター
- YouTube
- 動画編集
- プログラミング
- クラウドソーシング
- バイト
上記の稼ぐ方法は、スキルや知識が身につく仕事から、すぐにお金が手に入るものもあります。
自分が学びたいこと、自分に合うものを見つけましょう!
おすすめは、スキルや知識が身につく仕事です!
旅しながら稼ぐ方法については、コチラの記事で詳しく解説しています▼
今すぐ稼ぎたい人、お金を貯めたい人、日本各地で仕事をしてみたい人には、リゾートバイトがおすすめです。
リゾートバイトについてはコチラの記事で解説しています▼
貯金でバンライフを始めるも良し!
旅をしながら稼ぐもよし!
正社員で働きながら週末バンライフを楽しむも良し!
自分に合ったバンライフのスタイルを見つけよう!
ただ、資金が底をついては生活していけません。
お金に関しては、あらかじめ見積もっておくことをおすすめします。