会社員とは無縁の確定申告。
最近では、フリーランスや副業する人も増え、個人で確定申告をする人が増えています。
しかし、どれだけの人が確定申告について詳しく話せるのでしょうか?
- 確定申告ってなに?
- 初めて確定申告するけどやり方がわからない!
- フリーランスなら、みんな確定申告しないといけないの?
確定申告は毎年度末にする税金の手続きですが、手続きをしたことのない人のほうが多いです。
私たちもフリーランスになるまで、確定申告をしたことがなかったよ!
確定申告は、申告をする必要がある人とない人がいます。
申告する必要があるのに、確定申告をしなかったら大変なこと…!
今回は、フリーランス2年目で確定申告は3度目の私たち【かなかず夫婦】(@kanakazu_fufu)が「フリーランスの確定申告について」詳しく解説していきます。
この記事を読めば…
- 確定申告についてわかる!
- フリーランスで確定申告をするメリットがわかる!
- 未経験でも簡単に確定申告することができる!
確定申告は、一定の収入を得ているフリーランスや個人事業主の方は、避けては通れないイベントです。
確定申告を理解して、お得に納税できるようにしましょう!
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確定申告とは
確定申告とは、その年の所得を計算して申告し、税金を納めるための一連の手続きです。
つまり、納める税金を決めるために確定申告をするんだよ!
申告して税金を納めすぎていたら、その分のお金は戻ってくるよ!
所得税や住民税などの金額は、個々の所得によって決められています。
確定申告をすることで
- 自分の所得税が決まる
- 他の税金額や社会保険料が決まる
- 多く払ってしまった税金が返ってくる(還付)
などが調整されます。
給与所得(会社員など)がある方は、年末調整により精算されるため、確定申告は不要です。
給与所得者でも、確定申告をしなければならない方もいます。
給与所得者で確定申告が必要な方
- 給与の収入金額が2,000万円を超える方
- 給与所得や退職所得以外の所得金額(収入金額から必要経費を差し引いた金額)の合計が20万円を超える方
- 2ヶ所以上から給与の支払いを受けている方 など
つまり、収入が多い方や複数の会社で働いている方、家賃収入など仕事とは別の収入源がある方などは、確定申告が必要になります。
確定申告の内容につきましては、国税庁のホームページより引用・抜粋させていただいております。
国税庁ホームページ:https://www.nta.go.jp/index.htm
確定申告の種類|青色申告と白色申告
確定申告には、「青色申告」「白色申告」の2種類があります。
それぞれ帳簿の付け方や受けられる特典が異なります。
青色申告
青色申告は、複式簿記による申告になります。
提出しなければならない書類の種類が多く、書き方も複雑です。
初めて確定申告する人は、ここで挫折する人も…
また、青色申告の場合、事前の申請が必要になります。
青色申告をするためには「開業届」と「青色申告承認申請書」を納税先の税務署に提出しなければなりません。
事前申請をしないと、青色申告ができないよ!
帳簿が複雑で、事前申請という手間もありますが、青色申告にはさまざまな特典があります。
青色申告の特典
- 最大65万円の青色申告特別控除
- 家族の給料を経費にできる
- 30万円未満の高額のものも一括で経費にできる
- 赤字を3年間繰り越しできる
青色申告は書類などの手間がありますが、それ以上に特典が充実しています。
節税にもつながるので、確定申告をする場合は青色申告をおすすめします。
青色申告の申請書を出していても白色申告が可能です。迷っているのであれば、とりあえず青色申告の申請をしておきましょう。
青色申告でも確定申告ソフトを利用すれば、簿記や会計の知識がなくても確定申告がスムーズにおこなえます。
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白色申告
白色申告は、青色申告の申請をしていない事業者が行う確定申告になります。
白色申告は簡易帳簿で良いので、帳簿つけが簡単です。
白色申告は事前の手続きは必要ありません。
白色申告の場合は
- 確定申告書(B)
- 収支内訳書
- 控除を証明する書類
の提出だけで済みます。
白色申告では確定申告を手軽に行えますが、青色申告のようにさまざまな特典を受けることはできません。
確定申告ソフト「やよいの白色申告オンライン」を利用すれば、知識がなくても簡単に確定申告書類を作成できます。
フリープランであれば、全ての機能がずっと無料で利用可能!
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フリーランスでも確定申告は必要?
フリーランスでも、事業所得(売上)を得ていたら確定申告をしなければなりません。
一定の収入を得ているのに、確定申告をしないことは、脱税にあたる可能性があります。
会社では給料から天引きして勝手に納税してくれていましたが、フリーランスでは自分で計算して納税しなければなりません。
ただし、本業での利益がほとんどない人は確定申告をする必要がありません。
具体的には所得が48万円以下の場合は、確定申告が不要だよ!
所得とは、収入(売上)から必要経費を差し引いた金額
所得から基礎控除額48万円が差し引かれた金額(課税所得)に対して税金が課せられます。
ポイント
売上-経費-控除=課税所得
課税所得が多ければ多いほど、税率も高くなります。
課税所得が0円またはマイナスの場合は確定申告をする必要なし!
赤字の場合でも、青色申告で赤字を翌年以降に繰越ししたい場合には確定申告をしなければなりません。
自分の所得を把握して、確定申告をする必要がある人は忘れずに確定申告をしましょう。
フリーランスで確定申告をしなかった場合
確定申告をする義務があるにもかかわらず確定申告をしなかった場合、本来納めるべき税金のほかにも税金を支払わなければなりません。
プラスで支払うから、罰金みたいなものだよ!
加算される税金
- 延滞税
期限までに税金を納めなかった場合に加算される税金 - 無申告加算税
無申告の場合に課せられる税金 - 重加算税
脱税行為への罰金のようなもの
個人事業主の方もフリーランスの方も忘れずに確定申告をしましょう。
フリーランスで確定申告をするメリット
確定申告には面倒なイメージがありますが、申告をおこなえば得することもあります。
確定申告は納税の義務を果たすだけでなく、さまざまなメリットがあるよ!
確定申告のメリット
- 確定申告をすることで信用を得ることができる
- 控除を利用して節税できる
- 還付を受けられるケースがある
- 青色申告では赤字を3年繰り越せる
確定申告には、どのようなメリットがあるのか解説していきます。
確定申告をすることで信用を得ることができる
確定申告をするということは、少なからず売上、つまり収入があるということです。
収入があるということは、信用に繋がるよ!
フリーランスの場合、収入が不安定でお金がないと思われ、信用問題に発展します。
- 家を借りにくい
- 住宅ローンが通りにくい
- クレジットカードが作れない など
しかし、確定申告の控えがあれば、自分の収入を証明することができます。
自分の収入を証明することができれば、信用を勝ち取ることが可能です。
確定申告の控えは、さまざまな場面で活躍するよ!
確定申告をするかどうかによって、フリーランスの信用問題にかかわります。
収入がある方は、必ず確定申告をしましょう。
控除を利用して節税できる
確定申告をするメリットは、控除を利用して節税できるからです。
控除を差し引くかどうかで、納税額は大きく異なります。
控除が多ければ多いほど、課税所得が少なくなるので、支払う税金も少なくなります。
さまざまな控除があるから、どれが自分に該当するのか把握しておこう!
控除の種類
- 基礎控除
- 扶養控除
- 配偶者控除
- 配偶者特別控除
- 障害者控除
- 勤労学生控除
- 寡婦(夫)控除
- 社会保険料控除
- 生命保険控除
- 地震保険料控除
- 医療費控除
- 小規模企業共済等掛金控除
- 寄付金控除(ふるさと納税など)
- 雑損控除
できるだけ控除を利用できたほうが節税になります。
自分が利用できる控除を把握しておくといいですよ。
払いすぎた税金が戻ってくる場合がある(還付)
課税所得が0円の場合、確定申告をする必要はありませんが、確定申告をすることで払いすぎた税金があれば戻ってくる可能性があります。
企業からの支払いは、すでに源泉徴収分が差し引かれていることがほとんどです。
もし、税金を払いすぎていた場合は、確定申告したあとに、還付としてお金が返ってきます。
給与等の支払者がその支払いのときに一定率の金額を天引きして預かり、これを納税者本人に代わって納付するしくみ
源泉徴収とは
取引先などの事業者が所得税を報酬額からあらかじめ差し引いて、代わりに納税する仕組みです。
報酬が発生した時点で国が所得税を先取りする仕組みになっています。
還付を受けられる可能性があるので、フリーランスで所得が0円の方でも確定申告をすることをおすすめします。
赤字を3年繰り越せる(青色申告の場合)
青色申告の特典の部分で少し触れましたが、青色申告の場合は赤字を3年繰越すことができます。
フリーランスや個人事業主の場合、経営が不安定だったり、費用がかさむことで、事業が赤字になってしまうことも少なくありません。
青色申告をすれば、その赤字部分を翌年の所得で相殺することができるよ!
例えば
・去年50万円の赤字
・今年150万円の黒字
去年の赤字を差し引いた100万円が課税所得の対象になります。
つまり、赤字を繰越すことで所得税を減らすことができるのです。
フリーランスなら、青色申告を申請しておいて損はないね!
節税になるので、赤字でも確定申告をしておきましょう。
確定申告する際の注意点
確定申告をする際は、
- 書類の提出期限
- 記入ミスや記入漏れ
に注意しましょう。
確定申告の期限
確定申告書類の提出期限は、原則として、2月16日から3月15日までの1ヶ月間です。
提出期限に遅れると、延滞税や無申告加算税などが課せられます。
万が一期限に間に合わない場合は、税務署に遅れる旨を申告しましょう。
確定申告書類の提出方法は3種類
- 税務署窓口に提出する
- 税務署に郵送で提出する
- e-Taxを使ってネットで提出する
おすすめはe-Taxでの提出!
65万円の青色特別控除を受けるためには、e-Taxによる申告、または電子帳簿保存を行う必要があります。
控除を最大限利用するために、e-Taxや電子帳簿で提出しましょう。
かんたん安心!確定申告
書類の記入ミスや記入漏れ
万が一確定申告書類にミスや記入漏れがあった場合、提出期限内であれば、修正して提出し直すことができます。
提出期限後に誤りに気付いた場合は、更生の請求または修正申告をしましょう。
ポイント
更生の請求
- 納める税金が多すぎた場合
- 還付される税金が少なかった場合
修正申告
- 納める税金が少なすぎた場合
- 還付される税金が多かった場合
更生の請求ができるのは、法定申告期限から5年以内です。
修正申告は、気付いたらなるべく早く申請しましょう。
フリーランスになったら忘れずに確定申告をしよう!
確定申告をする必要があるにもかかわらずしなかった場合は、脱税になる可能性があります。
フリーランスで一定の収入があるのであれば、忘れずに確定申告をしましょう。
最大限の控除を受けるなら、青色申告がおすすめ!
フリーランスになって自分で確定申告をしなければならないのは、手間かもしれません。
しかし、確定申告で得られるメリットもあります。
確定申告のメリット
- 確定申告をすることで信用を得ることができる
- 控除を利用して節税できる
- 還付を受けられるケースがある
- 青色申告では赤字を3年繰り越せる
「無知は損」
フリーランスになって確定申告をすることで、会社員時代では知り得なかったお金のことを知ることができます。
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