最近流行りの車中泊やバンライフ。
車内で快適に過ごすためには、電気が必要不可欠です。
「車でどうやって電源を確保するのか」心配している人も多いでしょう。
そんなときに活躍するのが、ポータブル電源だよ!

近年、さまざまな種類のポータブル電源があり、ワット数の高い電気製品を利用できるタイプのものまで販売されています。
ポータブル電源についてこんな悩みを抱えている人はいませんか?
こんな人におすすめの記事
- どのメーカーのどのポータブル電源を選べばいいの?
- 車中泊するのに最低限のポータブル電源が欲しい!
- 値段がピンキリ…高いほうがいいの?
ポータブル電源は、価格が高い商品もあります。

せっかく買ったのに使ってみて後悔する人も…!
ポータブル電源を販売しているメーカーも多く、メーカー内でもタイプの違うさまざまな製品を販売しています。
今回は、実際に470日以上、車中泊旅をしている私たち【かなかず夫婦】(@kanakazu_fufu)が「おすすめのポータブル電源と選び方のポイント」について紹介します。
記事の内容
- ポータブル電源とは
- ポータブル電源の選び方のポイント5つ
- 車中泊におすすめのポータブル電源3選
今回紹介する選び方のポイントを抑えれば、自分の希望に合ったポータブル電源を購入することができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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はじめての車中泊旅・バンライフでは、不安なことが多いでしょう。
安全に快適に旅をするために、事前にすべきことをまとめました!
事前にすべきことを抑えて、安心で快適な車中泊旅・バンライフを送ってくださいね♪
ポータブル電源とは

ポータブル電源とは、持ち運びできる蓄電池(電源)です。
大容量のバッテリーを搭載しており、さまざまな電気製品に電力を供給できます。
車中泊やキャンプなどのアウトドアで、利用している人が多いよ!


災害時の備えとしても注目を浴びているよ!
ポータブル電源は、USBだけでなく、シガーソケットやAC(コンセントなどの交流電流)やDC(直流電流)などの複数のポートがあり、接続できるようになっています。
ACのポートがあれば、家電製品も使用可能です。
【ポータブル電源】選び方のポイント5つ


ポータブル電源って種類が多くてどれがいいのか迷っちゃうね…
悩んでいる人に、ポータブル電源の選び方の基準を紹介するよ!

ポータブル電源の購入を考えている人が、自分の必要としている商品を選べるように、選び方のポイントについてまとめました。
- 容量/出力
- 出力ポート
- 本体のサイズ
- 波形
- 価格
選び方のポイントを抑えて、ポータブル電源を選んでみましょう。
使用しているポータブル電源のレビュー▼
ポータブル電源の選び方のポイント①容量/出力

ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」という単位、つまり1時間の消費電力で電気量が表されています。
例えば…
消費電力60Wのノートパソコンを5時間使いたい場合は、60W×5h、つまり300Whのバッテリー容量が必要になります。
使いたい電気製品の消費電力(W)×使いたい時間(h)を考えて、ポータブルバッテリーの容量を選びましょう。

ポータブル電源の商品説明に「〇〇なら△時間使用できます」などと書かれている場合があるよ!
自分が使用する電気製品の消費電力を把握しておくと、ポータブル電源の容量を決めやすくなります。
参考
電気製品の消費電力
- iPhoneやスマホ:3〜12W
- MacBook Pro:30〜70W
- 電気毛布:40〜60W
- ドライヤー:600〜1200W
容量と出力は違う
ポータブル電源があれば、どこでも電気を使えますが、一度に利用できる電気の量には限りがあります。
ポータブル電源には「定格出力」があるよ!

定格出力を把握しておかないと、使おうと思っていた電気製品が使えず、後悔してしまうことも…
電気製品の消費電力が、ポータブル電源の定格出力を超えると、その製品を使用することができません。
電気製品によっては、運転時より起動時に消費電力が高くなるものもあるので注意しましょう。
ポータブル電源を選ぶ際には、自分が使おうと思っている電気製品が使用できるかどうか、ポータブル電源の定格出力を確認してくださいね。
容量は使用可能時間の目安に、
出力は給電できるキャパを表しています。
おすすめのポータブル電源はこちら▼
ポータブル電源の選び方のポイント②出力ポート


モバイルバッテリーには、USBポートしかないね…
ポータブル電源は、出力ポートが豊富です。
電気製品によって搭載している出力ポートが異なります。
電気製品に合わせて、出力ポートを使い分けよう!

出力ポートの種類
- AC:一般的なコンセント端子(家庭用コンセント)
- DC:丸い端子(ノートパソコンやゲームなど)
- USB:スマホやiPhoneなどの充電に使用されている
Type-A:スマホやタブレットなど
Type-C:MacBookなど - シガーソケット:車のシガーソケットで使われる端子
ポータブル電源の商品によって、出力ポートの種類や個数が異なります。
用途に見合ったポータブル電源を選びましょう。
充電方法
ポータブル電源を充電する方法は大きく分けて3つあります。
ポータブル電源の充電方法
- AC:家庭用のコンセント
- シガーソケット:車の走行充電
- 太陽光発電:ソーラーパネルで充電
ACが1番早く充電することができます。
ポータブル電源の充電時間は、容量やメーカーによってさまざまです。
ECOFLOW(エコフロー)は、世界最速で充電が可能なポータブル電源と言われています。1時間以内でゼロから80%に充電することが可能です。
充電に時間をかけたくない人は、充電時間が早いポータブル電源を選ぶといいですよ。
旅行中やキャンプ中は、ACで充電できないこともあるよ!


旅行や車中泊旅中は、走行充電やソーラーパネルで充電できるから助かるね!
ソーラーパネルは別途費用がかかりますが、車中泊旅をしている人にはおすすめです。
ポータブル電源の選び方のポイント③本体のサイズ

ポータブル電源は、さまざまな商品が販売されています。
商品によって、本体のサイズや重量が異なります。

5kg以上は、重たく感じるかも…
重量が大きいと、車中泊やキャンプでポータブル電源を積み下ろしする際に大変です。
本体サイズも大きすぎると、車中泊ではかえって邪魔になってしまいます。
車内というスペースが限られている車中泊の場合は、コンパクトな商品がおすすめ!

ポータブル電源を使う場所など、用途に合わせて選びましょう。
容量や出力が大きいポータブル電源は、サイズや重量も大きい場合が多いです。
ポータブル電源の選び方のポイント④波形
出力の波形も重要です。
出力される電気の波形によって、使用できる電気製品が異なります。
電気製品によって、矩形波・正弦波・修正波の3つのタイプがあります。
波形の種類
- 正弦波:カーブが滑らかな波形
- 矩形波:ブロック状の直線的な波形
- 修正波:矩形波を正弦波に近づけた波形
ほとんどの家電製品は、正弦波を前提に設計されています。

波形が違うと困るの?
波形を確認しておかないと、電気製品が故障してしまう可能性があるよ!

正弦波専用の電気製品に矩形波や修正波の電気を使用してしまうと、故障に繋がる場合が多いです。
使用する電気製品にあった『出力波形』を選びましょう。
ポータブル電源は、出力波形が『正弦波』の商品がおすすめです。
安全性
電気製品は誤った使い方をすると、火災や感電などの事故を引き起こす危険性があります。

安全な商品を選びたい…!
ポータブル電源の信頼性を表すマークとして『PSEマーク』があります。
PSEマークは、日本の「電気用品安全法」に基づき、技術基準に適合した製品にのみ表示が許されています。
PSEマークがついているポータブル電源なら安心だよ!

万が一の事故を防ぐためにも、安全性が保証されているポータブル電源を選びましょう。
商品の保証も確認しておきましょう。
ポータブル電源には、短くて1年、長くて2年間の保証がついているものがほとんどです。
保証があれば、万が一故障しても安心だね!
ポータブル電源の選び方のポイント⑤価格

ポータブル電源は、数千円で買える商品から数十万円する商品まであります。

値段はピンキリなんだね…
ポータブル電源の容量や性能によって、価格が異なります。
性能が良いと価格が高くなる傾向にあるよ!

また、大容量のポータブル電源は、価格が高いです。
容量が500Wh以下のポータブル電源であれば、5万円以下で購入できる場合がほとんどです。
出力ポートが多いなど性能が上がると、価格も高くなります。
容量が1000Wh以上のポータブル電源は、10万円以上する商品が多い!
30万円以上するポータブル電源もあります。
容量が大きくなると、本体の重量も重くなるので注意しましょう。
自分の希望に合わせて、ポータブル電源を選びますが、価格も重要です。
車中泊におすすめのポータブル電源メーカーBest3

ポータブル電源は、さまざまなメーカーから販売されています。
私たち【かなかず夫婦】は、車中泊旅をしていてたくさんの旅人に会ってきました。
その中で、さまざまなポータブル電源を見てきました!
車中泊旅している人たちに人気のポータブル電源を紹介するよ!

おすすめのポータブル電源メーカー
- Jackery(ジャクリ)
- Anker(アンカー)
- EcoFlow(エコフロー)
それぞれのポータブル電源メーカーについて解説していきます。
車中泊におすすめのポータブル電源①Jackery

Jackeryは、2012年に設立された米国のポータブル電源メーカーで、創立メンバーに元Appleのバッテリーエンジニアがいます。
2019年にJackery Japanを設立。
Jackeryは2015年に、世界初のリチウムポータブル電源を開発したメーカーだよ!

Jackeryの語源は、「Jacket」と「battery」を組み合わせたもので、「まるで身につけるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となって名付けられました。
ポータブル電源をチェック
【Jackery】おすすめポータブル電源

Jackeryでおすすめのポータブル電源は、Jackeryポータブル電源1000です。
定格出力は1000W、瞬間最大出力は2000Wにもなります。
車中泊だけでなく、アウトドアや災害時の備えにもおすすめです。
パソコンやカメラなどの電気製品を多く利用する僕らでも、数日間充電しなくても大丈夫でした。

Jackeryポータブル電源1000は、一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品認証を取得しています。
これは、災害時でも安心・安全に活用できる商品であることを表しています。

災害時の備えに最適だね!
容量が1000Wと大きいため価格は10万円以上しますが、車中泊旅が安全で快適な旅になること間違いなしです!
購入を考えている人は、公式サイトからの購入がおすすめです。
Jackeryポータブル電源1000以外の商品もあるので、チェックしてみてください♪
車中泊におすすめのポータブル電源②Anker

Ankerは、最新のテクノロジーを採用しながら、納得の価格と安心のサービスで高品質のスマートデバイス周辺機器を世界100ヵ国以上で展開する充電のグローバル・リーディングブランドです。
AnkerはGoogle出身のエンジニアが中心だよ!

Ankerは、高品質で手ごろなバッテリーを市場に提供することを目的に、2011年に創業したメーカーです。
ポータブル電源だけでなく、モバイルバッテリーやUSBハブ、オーディオも取り扱っています。
米国・日本・欧州のEC市場でトップクラスの販売実績を誇っています。
【Anker】おすすめのポータブル電源
Ankerでおすすめのポータブル電源は、PowerHouseⅡ400です。
PowerHouseⅡ400は、出力ポートが豊富で、コンパクトなサイズになります。
容量は388.8Whだよ!

側面にはLEDライト、背面には周囲を照らすことができる暖色系のライトが搭載されています。

ライトの機能があると、災害や停電時に便利だね!
性能や重量、価格などどれをとっても、バランスの良いポータブル電源です。
車中泊におすすめのポータブル電源③EcoFlow

EcoFlow(エコフロー)は、2017年に設立したポータブル電源の最先端メーカーです。
ドローンで有名なDJIの元社員3人と、元米経済開発センター投資マネージャーのたった4人で設立した会社だよ!

EcoFlowは従来のガソリン発電機に代わる発電機を生み出し、ポータブルかつクリーンで、安心安全な電力を創造しています。
EcoFlowは、充電時間が短いところが魅力。
超高速充電を可能にしたX-Stream充電テクノロジー(特許取得中)によって、1時間で80%、2時間でフル充電が可能です。
性能だけでなく、安全性にも焦点をあてて、開発が行われています。
【EcoFlow】おすすめのポータブル電源

EcoFlowでおすすめのポータブル電源は、RIVER 600です。
容量は288Wh、定格出力600Wになります。
エコフローリバーは、X-Boostモードをオンにすると、一部の機器に最大1200Wの電力を供給することができるよ!

ニーズに合わせて容量をカスタマイズすることが可能です。

専用のエクストラバッテリーと組み合わせることで、容量が288Whから576Whに倍増させることができます。

用途に合わせてカスタマイズできるのは魅力的!
カスタマイズしてももう少し容量が大きいほうがいいという人には、RIVER Proがおすすめです。
車中泊やキャンプなど用途に合わせてポータブル電源を選ぼう!


ポータブル電源には、メーカーも色々あって、取り扱っている商品も多いね!
商品が多すぎて、選ぶときに迷ってしまう人が多いでしょう。
「容量が小さいものより大きいほうがいいかな?」と考えがちですが、その決め方はおすすめしません。
『大は小を兼ねる』と言いますが、ポータブル電源に関しては、自分の希望にピッタリ合うものがおすすめです。
容量が大きい商品は、価格も高く、本体サイズも大きくて重いものが多いよ!

車中泊やアウトドアなど使用目的に応じて必要な電力量は異なります。
自分が必要な電力量を計算し、用途に合ったポータブル電源を購入しましょう。
\実際に使用している/
- 用途に合わせて容量が選べる
- 持ち運びできるソーラーパネルもあり
- セット購入でお得