新車の場合は綺麗ですが、中古車は長年使用されていため、天井や座席など汚れていることが多いです。
車の外側の汚れは、洗車機を利用すればあっという間にきれいになりますが、車内の掃除は自分でしなければなりません。
- 車内を徹底的に掃除したいけどどうすればいいの?
- 車内の掃除ってめんどくさそう…
- デッドニングや断熱する前に掃除する必要があるって本当?
車の外側は常にきれいに保っている人が多いですが、車内まできれいに保てている人は少ないです。
新車はいいけど、中古車は特に掃除しておいたほうがいいよ。
車のDIYをする人は特に、車内をきれいにする必要があります。
車中泊仕様にDIYする前にやっておくべきこと。
それは掃除です!
私たち夫婦は、車中泊仕様にするために10年以上前の中古車を購入しました。
中古車の場合、大抵の販売店が納車前にある程度は清掃をしてくれています。
しかし、車内には見えない汚れやサビ、臭いなんかもついています。
パッと見は綺麗でも中は…。
車内を居心地よくするためにも、車内の清掃は大切です。
今回は、車を車中泊仕様にDIY中の夫婦(@kanakazu_fufu)が、『車内の清掃の仕方について』紹介します。
記事の内容
- 車内の清掃方法
- 清掃に必要な道具
- おすすめの掃除道具
車中泊仕様にDIYしたい人以外にも、徹底的に清掃したい人にオススメ記事になっています。
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はじめての車中泊旅・バンライフでは、不安なことが多いでしょう。
安全に快適に旅をするために、事前にすべきことをまとめました!
事前にすべきことを抑えて、安心で快適な車中泊旅・バンライフを送ってくださいね♪
【自作キャンピングカー】車中泊仕様車をきれいにする掃除アイテム!
車内をきれいにする掃除アイテムを紹介します。
掃除道具
- バケツ
- 雑巾
(水拭き用/洗剤用/乾拭き用) - 中性洗剤
(食器洗剤) - セスキ炭酸ソーダ
(アルカリ性) - ディゾルビット
(汚れ剥がし剤) - 内装剥がし
- パーツクリーナー
- 工具
(ラチェットやドライバー等)
内装を剥がす予定がない人は、内装剥がしや工具は必要ありません。
掃除するときは、マスクをするといいよ。
手荒れが気になる人は、ゴム手袋も必須!
内装を剥がすときに、部品で手が切れたり、汚れたりします。
内装を剥がす予定がある場合は、手袋や軍手をすることをおすすめします。
気にならない人は素手でもOK!
車内の汚れは、中性洗剤でほとんど落ちます。
注意点
中性洗剤は、そのまま使用すると濃度が高いです。
泡だらけになってしまうので、希釈して使いましょう!
油汚れにはセスキ炭酸ソーダがおすすめ!
セスキ炭酸ソーダはタンパク質や油汚れに対する洗浄力が高いです。自然由来で環境にも優しいため、安心して使用できます。
セスキ炭酸ソーダは、ホームセンターや100均で購入できます。
ディゾルビットは、頑固な油汚れからシール・接着剤・コーキング剤まで剥がすことのできる優れものです。
環境に優しく、希釈せずにそのまま使用できます。
ディゾルビットで拭いたあとは軽く水拭きするだけです。人体にも優しいため手袋も必要ありません。
ディゾルビットはホームセンターでも売っていますが、私たちはAmazonで購入しました。
車内の細部まで清掃するなら、内装剥がしが必要です。
内装剥がしがないとうまく内装を剥がすことができず、パーツを壊してしまう危険性があります。
隅々まできれいにしたい方は内装も剥がしてきれいにすることをおすすめします。
パーツクリーナーは、脱脂するために購入しました。
防振材・制振材を貼る部分はしっかり脱脂しなければいけないので、必需品です。
以上のアイテムを用意すれば、徹底的に車内を掃除することができます。
セスキ炭酸ソーダとディゾルビットの違い
どちらもアルカリ性で、油汚れに強いです。
違う点はディゾルビットはオレンジ成分が入っており、粘着系の汚れに強いという特徴があります。
詳しくはそれぞれの成分票をチェックしてみてください。
【車中泊DIY】効率良く掃除するためには順番が大事!
ほこりは上から下に落ちていきます。
家の掃除でもそうですが、掃除をするときは上から下へと順番に掃除していきましょう。
車内の清掃も上から、天井からやっていこう!
掃除の手順
- 天井の掃除
- 窓・サイドの壁の掃除
- シート・フロント部分の掃除
- 床(フロア)の掃除
上記の工程で、掃除していきます。
上から下へ掃除していくときれいに仕上がります。
掃除する前に車内の荷物は全部出しておこう!
次にそれぞれの掃除の手順を紹介します。
【車内清掃①】天井の掃除
まずは天井から掃除します。
準備する道具
- バケツ
- 水
- 雑巾(水拭き用/洗剤用)
- 中性洗剤
- ディゾルビット
- パーツクリーナー
- 工具:ラチェット(ネジを外すため)
天井の清掃手順①天井の梁を外す
ラチェットを使ってネジを外します。
天井の梁が曲がらないよう、注意しましょう。
梁を上方に押さえつけるとネジが回りやすいです。
天井の清掃手順②天井にあるシートを外す
梁を外したら天井にあるパネルを引っ張って外します。
無理矢理引っ張って壊さないように注意しよう!
シートを外すと、車のボディがあらわになります。
天井の清掃手順③天井の汚れを落とす
見えているボディの部分をディゾルビットで拭いていきます。
ポイント
天井に防振材・制振材を貼る予定の人は徹底的に汚れを落としましょう。
汚れがあると、防振材・制振材が剥がれやすくなってしまいます。
ディゾルビットで拭いた後は、液が残らないように水拭きをします。
天井の清掃手順④パーツクリーナーで天井を磨く
天井をパーツクリーナーで脱脂します。
徹底的に汚れを除去するための仕上げです。
パーツクリーナーで脱脂するとピカピカになるよ!
天井の清掃手順⑤天井シートの汚れを落とす
中性洗剤:ぬるま湯=1:10
上記の割合でバケツに洗浄液を作ります。
洗剤を入れすぎると濃度が高くなり、泡だらけになってしまうので注意しましょう。
洗浄液で濡らした雑巾でポンポンと押しつけるように拭きます。
擦るのはNG!
擦ると泡だらけになります。
洗浄液で拭いた後は、水拭きをします。
この際も擦らないように気をつけましょう。
天井の清掃手順⑥天井シートを乾かす
汚れを落としたシートは日光で乾かします。
日に当てて乾かすと、臭いも取れます。
以上が天井の掃除手順になります。
擦ると泡立ってしまうので、擦らないように叩きながら汚れを落としましょう!
タバコのヤニは水で溶けるので、洗浄液を作るのがめんどくさい方は水拭きでもOKです。
徹底的にきれいにしたい方は洗浄液で拭くことをおすすめします。
【車内清掃②】窓・サイドの壁の掃除
次に窓とサイドの壁の掃除をします。
準備する道具
- バケツ
- 水
- 雑巾(水拭き用/洗剤用/乾拭き用)
- 内装剥がし
- ディソルビット
- パーツクリーナー
窓の清掃手順①雑巾を用意する
水拭き用の雑巾、乾拭き用の雑巾を用意します。
水拭き用は少し水が残る程度がちょうど良いです。
水を絞り切ってしまわないよう注意!
窓の清掃手順②窓を水拭きする
窓を水拭きしていきます。
クリーナーを使って窓を拭く人もいますが、水拭きだけで十分きれいになります。
クリーナーを使ってもOK!
窓の清掃手順③窓を乾拭きする
水が乾く前に、窓を拭きます。
水が乾いてしまうと、水垢になってしまいます。
以上が窓掃除の手順になります。
ポイント
素早く拭くこと!
水垢になってしまってからでは、落とすのが大変です。
『水拭きだけじゃきれいになった気がしない』という方は、天井掃除に使用した洗浄液で拭いてもきれいになるのでオススメです。
サイドの壁の清掃手順①内装を剥がす
内装剥がしを使って内張を外します。
部品を壊さないように慎重に外します。
僕らは、部品を何個か破壊しちゃったよ…
サイドの壁の清掃手順②ボディを拭く
ボディをディゾルビットで拭いていきます。
ディゾルビットで拭いた後は、水拭きを忘れずにしましょう!
防振材・制振材を貼る予定の人は、念入りに汚れを落とすといいですよ。
サイドの壁の清掃手順③パーツクリーナーで仕上げ
パーツクリーナーでボディを拭きあげます。
しっかり脱脂しないと、防振材が剥がれやすくなってしまうよ。
サイドの壁の清掃手順④内装パネルを拭く
内装パネルを水拭きします。
汚れが気になる場合は、洗浄液で拭くといいよ!
洗浄液で拭いた場合は、その後に忘れずに水拭きをしてくださいね。
水拭きをしないと、洗浄液が残ってしまい、汚れがつきやすくなります。
水拭きのあとは、自然乾燥させます。
パネルの種類によっては、水垢になりやすいです。
水垢が心配な場合は、乾拭きしよう!
以上がサイドの壁の掃除になります。
ポイント
粘着系の汚れには、ディゾルビットを使いましょう!
コーティング剤の汚れもディゾルビットで拭くときれいになります。
ちなみに、ディゾルビットは、ガムや油性マジックの汚れも落とせます!
レンジフードの汚れもスッキリ!
ディゾルビットは、家の中の掃除にも使えるよ!
【車内清掃③】座席・フロント部分の掃除
次は車の前方部分の清掃です。
準備する道具
- バケツ
- 水
- 雑巾(水拭き用/洗剤用/乾拭き用)
- 綿棒
- 車用掃除機(あれば)
座席の清掃手順①座席を外す
工具を使って、座席を外します。
慎重に外してください。
部品を無くさないように気をつけてね。
座席の清掃手順②座席のシート部分のほこりを落とす
手でシートを叩いてほこりを落とします。
ほこりは掃除機で吸い取るといいですよ。
座席の清掃手順③座席シートを拭く
洗剤用の雑巾でシートを拭きます。
ポンポンと押さえるように拭くのがポイント!
絶対擦らない!
洗剤用の雑巾で拭いたあと、水拭きをします。
座席の清掃手順④シート(布)以外の部分を拭く
座席回りを拭きます。
座席を外すとボディが見えます。
座席下のボディをディゾルビットで拭きます。
座席下は制振材を貼るから、しっかり汚れを落とそう!
ディゾルビットで拭いたら、水拭きをします。
座席の清掃手順⑤座席下をパーツクリーナーで拭く
防振材を貼るところはしっかりとパーツクリーナーで脱脂します。
汚れがついていると、防振材が剥がれやすいです。
以上がシートの掃除になります。
ポイント
防振材を貼る予定がない人は、座席を取り外さずに掃除しましょう。
座席を外すのは重労働です。
フロント部分の清掃手順①フロントの樹脂部分を雑巾で拭く
フロント部分は、水拭きで汚れを落とします。
水拭きで落ちない汚れは、洗浄液で拭くといいよ!
水拭きのあとは、乾拭きをします。
ハンドル部分は手垢がいっぱいなので、念入りに拭きましょう。
フロント部分の清掃手順②エアコンなどの細かい部分を掃除する
細かい隙間の汚れ・ほこりは綿棒で取ります。
雑巾で拭けない、細かい部分は綿棒が大活躍!
以上がフロント部分の掃除になります。
【車内清掃】床(フロア)の掃除
最後に床(フロア)の掃除をします。
準備する道具
- バケツ
- 水
- タオル(水拭き用/洗剤用)
- 中性洗剤
- ディゾルビット
- パーツクリーナー
- 工具
- 車専用掃除機(あれば)
床の清掃手順①足元にあるシートを外す
運転席・助手席・荷室の足元にあるシートを外します。
僕たち車の後ろのシートは、外すのにドライバーが必要だったよ。
運転席・助手席は、マジックテープで止まっているだけのものが多いので、簡単に外せます。
床の清掃手順②ほこりを取る
ほうきでほこりを取り除きます。
車用の専用掃除機がある場合は、掃除機を使うと楽ですよ。
床の清掃手順③外したシートの汚れを落とす
足元のシートは、汚れやすいです。
洗浄液で汚れを落とそう!
洗浄液で拭いたあとは、水拭きを忘れずに。
水拭きしたあとは、自然乾燥がおすすめです。
床の清掃手順④床を拭く
床は、ディゾルビットで拭いていきます。
油汚れやコーキング材がついている場合があるから、ディゾルビットがおすすめ!
油汚れがない場合は、水拭きで大丈夫です。
床の清掃手順⑤パーツクリーナーで仕上げる
最後に床をパーツクリーナーで拭きます。
制振材を貼る人は、脱脂をしっかりしておこう!
制振材を貼る予定がない人は、この工程は省いてください。
以上が床の掃除になります。
【自作キャンピングカー】車中泊DIYする前にすべきこと…
車中泊仕様にDIYする前には掃除が重要です。
制振材や防振材を貼るには、汚れをしっかり落とす必要があります。
今回重宝したのは、ディゾルビットです。
嫌な臭いもせず、肌にも優しく、汚れがスルッと落ちます。
コーキング剤も取れるので万能!
ディゾルビットには負けますが、セスキ炭酸ソーダもオススメ!
セスキ炭酸ソーダのほうがコスパが良いです。
100均でも販売されています。
わざわざ掃除グッズを買わなくても、水拭きでかなりきれいになるよ!
車外だけでなく、車内も定期的に掃除をして、きれいに保ちましょう!