アウトドアや災害時の備えとして、購入する人が増えているポータブル電源。
小容量から大容量、低出力から高出力の商品まで種類はさまざま。
「どの商品が自分に合っているのか」判断できずに悩んでいる人も多いでしょう。
- ポータブル電源の容量はどれくらい必要なの?
- 1000Wって容量じゃないの?
- ポータブル電源は1000Wがおすすめってほんとう?
悩んで決められず、とりあえず大容量ポータブル電源を買って後悔している人も…。
大きくて持ち運びが大変だし、邪魔という人もいるね。
そこで今回は、ポータブル電源愛用歴3年の筆者がおすすめの商品とともに「ポータブル電源を見極めるコツ」を解説します。
結論からいうと、ポータブル電源は1000W以上あるほうが何かと便利です。
ただ、あなたの用途に合わないと、購入してから後悔することもあるでしょう。
この記事で紹介する「ポータブル電源を見極めるコツ」を参考に、あなたに合うポータブル電源を見つけてくださいね。
かなかず夫婦(@kanakazu_fufu)
- 車中泊・バンライフ歴4年目
- ポータブル電源保有数4台
- 利用歴4年目
- 730日以上車中泊している車中泊のプロ(時々キャンプ)
1000W以上のポータブル電源もチェックしたい人はこちらの記事もどうぞ▼
≫大容量ポータブル電源2000W以上でコスパの良い商品を紹介車中泊のプロが徹底解説!
ポータブル電源は1000W以上の商品がおすすめ
結論から言うと、ポータブル電源は1000W以上のものを購入しましょう。
なぜなら、1000W以上ないと家庭用電化製品が使用できないから。
消費電力の高い家電はだいたいが1000W以上あるよ。
家電を使う予定がなければ、小容量かつ小型のポータブル電源でも構いません。
しかし、アウトドアだけでなく、災害用としても使用するのであれば、1000W以上のポータブル電源がおすすめです。
万が一の備えとして用意するなら、家電を使えたほうが便利だよ。
1000W以上あれば、
- 電子レンジ
- IHコンロ
- 電気ケトル
- 冷蔵庫
上記のような家電が使用できます。
消費電力がポータブル電源の出力を上回ると使用できないので、必ず消費電力と出力をチェックしましょう。
アウトドアにも災害の備えとしても使用するのであれば、ポータブル電源は1000W以上の商品を選んでくださいね。
私たちが実際に使っているポータブル電源はこちら▼
1000W以上がいいとは限らないポータブル電源を見極めるコツ
前章でポータブル電源は1000W以上がおすすめと解説しましたが、用途によりおすすめの容量は異なります。
おすすめのポータブル電源を買ったけど、容量や出力が足りなくて後悔することも…
また、サイズが大きすぎて使い勝手が悪いこともあります。
ここでは、自分に合ったポータブル電源を見極めるコツを解説します。
ポータブル電源を見極めるコツ
上記のコツを押さえれば、ポータブル電源での失敗を防ぐことができます。
ポータブル電源の購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
使用予定の電化製品の消費電力を把握する
「安いし使いやすそう」というだけでポータブル電源を選んではいけません。
使用予定の電化製品の消費電力とポータブル電源の出力を比較して購入しないと失敗します。
電化製品を使用するなら
ポータブル電源の出力>電化製品の消費電力
でないと使用できません。
例えば…
車中泊で電子ケトルを使いたい場合
- 電子ケトルの消費電力1200W
- ポータブル電源の出力1000W
これでは出力が足りず、電子ケトルは使用できません。
電子ケトルを使用したい場合は、消費電力より出力がある1200W以上のポータブル電源が必要です。
つまり、消費電力より出力が低いポータブル電源では、電化製品が使用できないのです。
使用予定の電化製品がある場合は消費電量を確認して、それより高出力なポータブル電源を選ぼう!
家電の消費電力はほとんどが1000W以上。
災害の備えでポータブル電源の購入を検討している場合は、出力が1000W以上の商品がおすすめです。
車中泊では1000W未満の電化製品しか使わなかったから、1000Wのポータブル電源で十分だったよ!
実際に使っていた商品は「Jackery1000」
使用感やJackeryのポータブル電源が気になる方はこちらの記事をチェックしてください▼
使用シーンを考え必要な容量を計算する
出力を確認したら、必要な容量も計算しましょう。
私たちは必要な容量を確認せずポータブル電源を購入し、電力不足になり失敗した経験があります。
結局もう1台購入したよ…
自分に合うポータブル電源を見極めるためには、出力だけでなく、容量も重要なのです。
ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」または「mAh(ミリアンペアアワー)」で表されます。
例えば…
消費電力60Wのパソコンを5時間使いたい場合は
60W×5h=300Wh
つまり、300Whのバッテリー容量が必要になります。
使いたい電化製品の消費電力(W)×使いたい時間(h)を考えて、ポータブル電源を選びましょう。
商品説明にスマホなら〇〇回、電気毛布なら〇〇時間と目安と書いてくれている商品もあるよ!
自分が使用する電化製品の消費電力とおおまかな使用時間を予測し、必要な容量を計算してみてください。
消費電力が1000Wを超える家電を長時間使うとなると、大容量のポータブル電源が必要になります。
必要な容量に合わせてポータブル電源を選べば、電気が足りないなどの失敗を防げるでしょう。
ポータブル電源の容量は小容量から大容量までさまざま!
こちらで容量別におすすめのポータブル電源を紹介しているので、参考にしてください▼
検討しているポータブル電源のサイズや重さを確認する
必要な出力と容量を把握できれば、ポータブル電源で失敗することはほぼありません。
しかし、サイズや重さにより、使い勝手が悪いことがあります。
使用場面に合わせて、大きさも検討しよう!
「大は小を兼ねる」といって高出力かつ大容量のポータブル電源を買う人が多いですが、大容量のポータブル電源はサイズも大きく重くなりがち。
重いと持ち運びが大変だし、車中泊では大きすぎると邪魔になるよ…
キャンプや車中泊、釣りなど、持ち運ぶことが多いのであれば、必要なサイズのポータブル電源を選びましょう。
必要以上の商品を購入し、使いにくくて使わなくなったらもったいないです。
高出力かつ大容量のポータブル電源は費用も高く、1000W以上だと相場は10万円以上します。
出力と容量に加えて、使い勝手も考慮するといいですよ。
【裏ワザ】ポータブル電源を複数台購入する
車中泊では1000whで足りても、災害の備えには2000Wh以上のポータブル電源がほしいという方もいるでしょう。
- 重いのは運ぶのが大変だから小型のポータブル電源がいい
- 家電が使いたいから高出力のポータブル電源がほしい
- アウトドア用のサイズでは災害の備えには足りない
容量が大きければ、電気不足に悩まされることはありませんが、使い勝手が悪くなります。
そんなときは、用途に合わせて複数台のポータブル電源を購入しましょう。
私たちは4台のポータブル電源を使い分けているよ!
- 出力ポートが前面にあり狭い車内でも使いやすいJackeryは車中泊のときに
- 充電速度が速く高出力な家電も使えるEcoFlowは車中泊&災害の予備電源
- 高出力かつ大容量のALLPOWERSは重いから日常使い&災害の備えに
- コンパクトなsuaokiは車中泊&キャンプに
このように、複数台あれば、重いポータブル電源を持ち運ばなくて済みますし、電力不足に陥ることもありません。
大容量ですべて賄おうとするのは、使い勝手が悪すぎる…
基本的には1台で十分だと思いますが、用途により必要な出力・容量に差がある人は、複数台のポータブル電源を使い分けることをおすすめします。
大容量ポータブル電源を検討している方は、合わせてこちらの記事をご覧ください▼
ポータブル電源1000W以上のおすすめ商品【3選】
ポターブル電源は1000Wがおすすめなのはわかったけど、結局どの商品がいいのかわからない方も多いでしょう。
ここでは、1000W以上のおすすめのポータブル電源を紹介します。
おすすめポータブル電源
それぞれ特徴とおすすめポイントを紹介していきますね。
ポータブル電源おすすめ①Jackery1000
Jackeryポータブル電源1000はなんと言っても、使い勝手の良さが魅力!
入力・出力ポートともに前面に集約されているから、車中泊でも置き場所にも困らないよ。
また、大抵のポータブル電源は2段階電源なのですが、Jackeryはボタンを1つ押すだけで充電ができるのもおすすめポイントです。
夫婦2人の車中泊旅なら、1000W/1002Whあれば出力も容量も十分だったよ!
1つデメリットを挙げるとしたら、充電時間が長いこと。
私たちの中では、使い勝手はJackeryが1番です。
価格 | 139,800円 |
容量 | 1002Wh |
定格出力 | 1000W(最大出力2000W) |
波長 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×3、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット |
充電方法 | コンセント充電、太陽光充電、シガーソケット充電(走行充電) |
充電時間 | ACで約7.5時間、ソーラーパネル100Wで約17時間、走行充電で約14時間 |
充電回数(寿命) | 約500回 |
重量 | 10.6kg |
本体サイズ | 332×233×243mm |
使い勝手が魅力
リンク先:Jackery公式サイト
ポータブル電源おすすめ②EcoFlow RIVER 2 Pro
EcoFlow RIVER 2 Proの魅力はコンパクトなのに、高出力なところ。
RIVER 2 Proは定格出力800Wですが、X-BoostというEcoFlow独自の技術により1000Wまでの電化製品が使えます。
私たちが持っているRIVER Proより、さらに使いやすくなったポータブル電源!
重量はかわらないのに、出力と容量がUP!
容量がUPしたのにも関わらず、充電時間は短縮しフル充電までなんと70分!
充電サイクルは800回から3000回と長寿命に!
高出力なのに携帯性が抜群のポータブル電源です。
価格 | 88,000円 |
容量 | 768Wh |
定格出力 | 800W(最大1600W) X-Boost1000W |
出力ポート | AC×4、USB-A×3、USB-C、シガーソケット |
充電方法 | コンセント充電、太陽光充電、シガーソケット充電(走行充電) |
充電時間 | AC:70分 ソーラーパネル:約4.5-9時間 |
充電回数 | 約3000回 |
重量 | 7.8kg |
本体サイズ | 26.9×25.9×22.6cm |
高速充電が魅力
リンク先:EcoFlow公式サイト
ポータブル電源おすすめ③ALLPOWERS S2000 Pro
ALLPOWERS S2000 Proの魅力は容量1500Whに2400Wの高出力!
高出力なため、消費電力が高い電化製品を複数台使用できます。
炊飯器と電子レンジを同時に使用できたよ♪
機能もさることながら、使い勝手が良いのもおすすめポイント!
出力ポートが前面に集約されているから、スペースが限られている車中泊でも使い勝手が良いよ!
充電時間も速く、充電サイクルも1000回以上とコスパも申し分ないでしょう。
ただ、先に紹介した2つのポータブル電源よりもサイズと重量がやや大きいので、携帯性は低いと言えます。
価格 | 199,999円 |
容量 | 1500Wh |
定格出力 | 2400W(最大4000W) |
波長 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×4、USB-A×4、USB-C×2、車用ポート |
充電方法 | コンセント充電、太陽光充電、シガーソケット充電 |
充電時間 | ACで約1.5時間、ソーラーパネルで約3時間 |
充電回数(寿命) | 1000回以上 |
重量 | 14.5kg |
本体サイズ | 375×245×250mm |
容量&高出力が魅力
リンク先:ALLPOWERS公式サイト
ポータブル電源は1000W以上が使い勝手が良い
用途に合わせてポータブル電源を選ばないと、電気不足に陥ったり、出力が足りなくて使えないなんてことも…。
自分に合っているか、下記を参考にポータブル電源を見極めましょう。
ポータブル電源を見極めるコツ
どのシーンでも使いやすいのは、1000W以上のポータブル電源です。
おすすめの1000W以上のポータブル電源はこちら▼
おすすめポータブル電源
用途に合わせて、必要なサイズのポータブル電源を購入してくださいね♪
おすすめのポータブル電源メーカー
1000W以上のポータブル電源は重量があり携帯性には不便なときも…。
軽量でコンパクトな携帯性が高い製品ならJackery300proがおすすめです▼
普段使いにピッタリ!アウトドアや災害時以外の用途でもポータブル電源は活躍するので、ぜひチェックしてみてくださいね♪