今回は、車内のデッドニングの方法を紹介します。
こんな人におすすめの記事です。
- デッドニングの方法を知りたい!
- どうすればいいのかわからない…
- 車中泊仕様にDIYしたい!
車中泊仕様にDIYするなら、デッドニングは必要不可欠!
デッドニングしないと、車内環境が悪くて、後悔することも…!
初心者でも簡単にできるデッドニング方法を紹介します。
今回は、サイドや座席下のデッドニング方法になります。
天井のデッドニング&断熱処理についてはこちらを参照してください▼
車中泊仕様に自作キャンピングカーにDIYする人は、この記事を参考にデッドニングしてみてください。
合わせて読みたい記事
はじめての車中泊旅・バンライフでは、不安なことが多いでしょう。
安全に快適に旅をするために、事前にすべきことをまとめました!
事前にすべきことを抑えて、安心で快適な車中泊旅・バンライフを送ってくださいね♪
【自作キャンピングカー】車中泊仕様にDIY!デッドニングってなに?
デッドニングとは、専用のシートを車本体に貼り、防音や制振、断熱などの効果を得ることです。
デッドニングとは元々、制振シートを貼ることで防音・吸音をし、スピーカーなどの音響効果を良くするために行われていた処置です。
現在では、専用シートによりさまざまな効果が得られるようになりました。
デッドニングの効果
- 防音/吸音効果
- 防振/制振効果
- 断熱/遮熱効果
防音・吸音効果により、雨の音やエンジンルームからの音を遮ることができます。
車の静穏化により、車内で快適に過ごすことができるよ!
防振・制振効果により、走行中の振動を抑えることができ、ビビり音を減少させることができます。
制振することで、吸音に繋がることもあるよ!
車中泊仕様じゃない車でも、制振だけしておくといいかも!
断熱・遮熱効果により、夏場の車内のムワッと感が和らぎます。
冬の寒さに対応できる断熱材もあります。
ポイント
車中泊仕様に車をDIYするのであれば、デッドニングは必須です。
自家用車でもデッドニングをしたほうが、車内で快適な時間を過ごすことができます。
【自作キャンピングカー】車中泊仕様にDIY!車内のデッドニング方法!
上記写真は、車内のサイドのデッドニングの様子です。
ボディに制振材を貼ってから、断熱材を入れました。
使用したアイテムや手順は、後ほど紹介します。
座席下にも制振シートを貼りましょう。
『COMO』のエンジンルームは助手席の下にあり、乗車中は音と振動がすごかったです。
エンジンルームが助手席の下にある車は、デッドニングすると静かになるよ!
制振材を貼っただけで振動が激減!
吸音されているのか、エンジン音も小さくなります。
車内が快適になるので、車中泊仕様にDIYする予定の人は、デッドニングは必須です。
【自作キャンピングカー】デッドニングのアイテム!【車中泊DIY】
今回のデッドニングに使用したアイテムを紹介します。
使用するアイテム
- 制振材:レジェトレックス制振シート
- 断熱材:旭ファイバー【グラスウール10k・マットエース】
- パーツクリーナー
- 工具:ラチェット/内張剥がし
- その他:カッター/ガムテープ
制振材は『レジェトレックス制振シート』を使います。
サイズを好きな大きさに調整できるのでとても便利です。
カットするのがめんどくさい人向けにカットしてあるシートも販売されています。
サイドの断熱材は、『旭ファイバー:グラスウール10k・マットエース』を使います。
サイドは空間がかなり空いています。
空間に断熱材を詰めるので、面積よりは体積を考えて、購入する数を決めましょう。
ポイント
アクリアマットも同じ旭ファイバーから出ているグラスウールです。
コスパも良いので、アクリアマットもおすすめです。
アクリアマットを購入しようとしたけど、売り切れ…
マットエースも効果は一緒!
ただ、価格が違うよ!
断熱材を大量に購入したい人は、ネットで購入したがお得です。
ホームセンターでは、1枚売りをしています。
量はあまり必要ないという方は、ホームセンターで購入するといいですよ。
制振材を貼るところは脱脂した方がいいです。
脱脂しないと、制振材が剥がれやすくなるよ。
脱脂には、パーツクリーナーがおすすめです。
サイドのパネルを剥がすためには、内張剥がしも必要です。
マイナスドライバーでやろうとすると、部品を壊してしまうことも…。
次はデッドニングの手順を紹介していきます。
【自作キャンピングカー】ボディサイドのデッドニングDIY!
まずは、ボディサイドのデッドニングの方法を紹介します。
手順を確認しておかないと、作業効率が悪くなるよ!
サイドのデッドニングの手順
- パネル&内張を剥がす
- ボディ部分を脱脂する
- ボディに制振材を貼る
- 断熱材を入れる
- パネル&内張を戻す
手順が確認できたら、さっそく作業していきます。
【サイドのデッドニングDIY】手順①パネル&内張を剥がす
最初は、パネルと内張を剥がします。
制振材はボディに直接貼らなければ、効果を得ることはできません!
内張剥がしを使って、パネルを剥がします。
ポイント
サイドのパネルを剥がすと、ビニールシートがブチルゴムで止まっているので、それも剥がします。
ブチルゴムの汚れは、ディゾルビットで簡単に落ちます。
粘着系の汚れは、ディゾルビットがおすすめ!
パネルや部品を無くさないように気をつけましょう。
【サイドのデッドニングDIY】手順②ボディ部分の脱脂
パネルを外したら、ボディ部分を脱脂します。
サイドは空間がかなりあります。
パネルを外してみてびっくり!
かなり空間が広い!
見えている部分以外にも、手が届くところ・制振材を貼りたいところをきれいにしていきましょう。
制振剤で手を切りやすいため、軍手を使用することをおすすめします。
制振効果を得るためには、しっかり脱脂する必要があります。
何度も言いますが、しっかり脱脂しないと制振材が後から剥がれてしまいます。
【サイドのデッドニングDIY】手順③制振材を貼る
制振材:レジェトレックスシートを貼っていきます。
制振したい部分の面積に対し、30〜40%の割合で制振シートを貼っていきます。
30〜40%で十分効果があるよ!
ポイント
制振材を貼ったら、ボディにしっかり圧着させましょう!
サイドの空間は穴から手を入れて行うためやりにくい…
そんなときは、制振シートを小さく切ると貼りやすいです。
【サイドのデッドニングDIY】手順④断熱材を入れる
サイドの空間に旭ファイバー:グラスウール10k・マットエースを入れていきます。
空洞がありすぎると断熱効果を発揮しないので、詰め込むくらいに入れるのが正解!
1枚で入れるのが大変なときは、カッターで切り分けて入れるといいよ。
切り分ける方法
- カッターで大きさを調節
- 切った部分から中身が出ないように切り口をガムテープで止める
- 空洞に詰め込む
*使い方が正しいかどうかはわかりません。
断熱材を圧縮しながら詰め込むと入れやすかったよ!
【サイドのデッドニングDIY】手順⑤パネル&内張を戻す
最後に剥がしたパネルと内張を戻して完成です。
部品を壊さないように、慎重に戻してくださいね。
ポイント
上記デッドニングの方法は、インターネットで調べて取り入れた方法です。
初心者でも簡単にできます。
真似する場合は、自己責任でお願いします。
【自作キャンピングカー】座席下のデッドニングDIY!
座席下のデッドニング手順を紹介します。
座席下のデッドニングは、サイドのデッドニングより重労働だよ!
座席下のデッドニングの手順
- 座席シートを外す
- ボディ部分を脱脂する
- 制振材を貼る
- 座席シートを戻す
座席下のデッドニングは、サイドのデッドニングより工程は少ないです。
【座席下のデッドニングDIY】手順①座席シートを外そう!
運転席・助手席の座席シートを外します。
ネジが硬く締まっているので工具:ラチェットがあると便利です。
外したネジは、無くさないように気をつけてね。
ラチェットはコチラ
座席を外したら、エンジンルームや足元のシートも剥がします。
剥がせるものは全部剥がしてボディがしっかり見えるようにします。
【座席下のデッドニングDIY】手順②ボディ部分の脱脂
制振材を貼る部分をパーツクリーナーで脱脂していきます。
汚れは徹底的に排除!
汚れは制振材が剥がれる要因になります。
ポイント
パーツクリーナーがない場合は、セスキ炭酸ソーダなど油汚れに強い洗剤で代用できます。
洗剤を水で薄めて、タオルなどで拭きましょう。
【座席下のデッドニングDIY】手順③制振材を貼る
制振材:レジェトレックスシートを貼っていきます。
座席部分はボルトで固定されているところが多いです。
ボルト部分は、避けて制振材を貼ろう!
ボディが見えている部分に貼っていくよ!
ディーゼルエンジンの車は振動がすごいです。
エンジンルームの周囲はしっかり貼るようにしましょう。
ポイント
助手席の下にエンジンルームがある車両は、制振材をしっかり貼ることをおすすめします。
デッドニングなしとありでは、効果が全然違います。
足元部分など、ボディが見えていて貼れるところには制振材を貼っておくといいですよ。
【座席下のデッドニングDIY】手順④座席シートを戻す
制振材を貼り終わったら、座席を元に戻します。
以上で座席下のデッドニングは終了です。
ポイント
サイドのデッドニングより、工程が少なく簡単です。
しかし、座席が重く、外すのが大変…
エンジンルームが助手席下ではない場合は、デッドニング処理をしなくてもいいでしょう。
【自作キャンピングカー】車中泊仕様にDIYするならデッドニングは必要不可欠!
DIY初心者でもデッドニング処理は、簡単にできます。
材料を選択するのが、大変です。
制振材や断熱材の種類は豊富!
効果も大事だけど、価格も選ぶ基準になるよ!
自作キャンピングカーの環境を快適にするためには、デッドニング処理をしましょう。
今回紹介した方法は、とても簡単です。
この記事を見ながら、DIYしてみてください♪