今回は、長距離運転手や車旅、バンライフの人に多い悩み『腰痛』についての記事です。
こんな人におすすめ
- 運転していて腰が痛い!
- 肩も首も凝る…
- なんで腰が痛くなるの?
バンライフをしている人で、腰痛持ちの人多いよね!
腰痛の原因は、人それぞれです。
今回は、原因のひとつに挙げれる姿勢について解説します。
姿勢が悪いと、腰痛になりやすい!
運転手・車旅・バンライフをしている人で、腰痛に悩んでいる人に向けての記事になります。
記事の内容
- 運転手に多い腰痛の原因
- 運転中の良くない姿勢3選
- 正しい運転姿勢
腰痛の原因を知り、運転姿勢を見直しましょう!
私たちかなかず夫婦は、国家資格(理学療法士)を持っている身体の専門家です。
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【腰痛】運転手に多いのはなぜ?
運転手で腰痛になる人が多い理由は、『長時間同じ姿勢でいるから』です。
長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなるよ。
身体も凝り固まっちゃうね。
血行が悪くなると、老廃物が溜まり、それが神経を圧迫して腰の痛みを引き起こす原因になります。
血行が悪くなると、筋肉が凝り固まり、腰痛を引き起こします。
運転手に限らず、同じ姿勢でずっと座っていると腰痛にリスクが高くなります。
車の運転、特にオートマ車(AT車)を運転する人は腰痛になりやすいです。
AT車では、右足しか動かしません。
左足は使用しないため、段々左側に重心が傾いていきます。
また、右側ばかり使用することにより、左右のバランスも悪くなります。
アンバランスな状態で運転を続けると、骨盤や背骨が歪んでしまいます。
骨盤や背骨が歪むと、腰痛や足の痺れを引き起こす要因にもなります。
AT車の場合、左足をしっかり床につけ、身体のバランスを保った姿勢で運転するといいですよ。
左右のバランスが大切!
【腰痛】運転中の姿勢が原因のひとつ!
上記でもわかるように、腰痛の大きな原因として姿勢が挙げられます。
よくやってしまう、運転中の良くない姿勢を紹介します。
こんな姿勢は注意
運転中の姿勢
- 猫背
- ずっこけ座り/仙骨座り
- 身体を斜めにした片手運転
姿勢を崩して運転している人は要注意!
何が良くないのか、解説していきます。
運転中の良くない姿勢①猫背
猫背は、女性ドライバーや軽自動車を運転している人に多い姿勢です。
背もたれに身体がつかず、背中が丸まってしまっている状態になります。
この姿勢だと、腕に力が入ってしまい、自然と肩も上がってしまいます。
また、首も前にでてしまっています。
猫背は、首や肩こりの原因です。
首や肩こりがひどくなると、頭痛を引き起こす可能性もあります。
運転中の良くない姿勢②ずっこけ座り
ずっこけ座りは、『仙骨座り』と言ったりもします。
この座り方は、男性に多いよ!
お尻が極端に前に出て、背もたれに過剰に寄りかかっている状態になります。
ずっこけ座りも猫背と同様、背中から腰にかけて丸まってしまっています。
ずっこけ座りは、背骨、腰椎に負担がかかります。
背骨が変形し、ヘルニアの要因になるとも言われています。
ずっこけたままの姿勢で運転をしていると、仙骨や尾骨が座面についてしまいます。
車の振動が座面から、仙骨・尾骨を通って直接背骨へと伝わってしまい、腰痛を引き起こす原因にもなります。
正しい姿勢で運転している場合は、座骨(骨盤)で、振動が緩和されるため、背骨に直接振動が伝わることはありません。
運転中の良くない姿勢③身体を斜めにした片手運転
身体を斜めにした片手運転は、『THE・悪い運転姿勢』の見本です。
身体を斜めにした運転とは、肘掛けに寄りかかったり、窓の側に寄りかかって運転している姿勢のことです。
肘掛けに寄りかかりながら運転している人って多いね…。
さらに、背もたれを倒して、運転している人が多いです。
身体が斜めになっている状態なので、片方に体重がかかりすぎて、お尻が痛くなります。
注意点
片方に重心が偏ると、お尻にある坐骨神経が圧迫され、痺れが生じる場合があります。
また、重心が片方に偏るので、背骨の変形を助長します。
寄りかかって運転している人は、片手運転になっている人が多いです。
片手だと、運転操作も適切に行えません。
片手運転は危険!
やめましょう!
ポイント
運転手だけでなく、助手席・後部座席でも同じことが言えます。
寄りかかりながら、姿勢を崩して長時間座ることは、背骨・腰に良くありません。
【腰痛回避】正しい運転姿勢を紹介!
運転していて腰痛にならなうように、予防することが大切です。
腰痛になってからでは遅い!
予防方法として、まずは『正しい姿勢で運転すること』が重要です。
教習所でも習ったと思いますが、正しい運転姿勢をもう一度確認しましょう!
正しい運転姿勢は、自分の身体にも良い姿勢です。
腰痛を引き起こさないためにも、正しい運転姿勢で運転することは大事です。
正しい姿勢を再確認しておきましょう。
正しい姿勢
- お尻とシートに隙間ができないよう深く腰掛ける
- シートをスライドさせて前後を調整
- 左足をフットレストに置く(ない場合は省略)
- 右足はペダルをいっぱい踏んだ状態で膝に少し余裕ができる位置に調整
- 背中をシートバックにつける
- ハンドルの最上部に両手を合わせても肘が伸びきらない位置に調整
- 顎をひく
上記の姿勢が、正しい運転姿勢になります。
教習所で習ったけど、楽な姿勢で運転しちゃうよね…
楽な姿勢が腰痛の原因になることも…!
正しい運転姿勢を意識しながら、運転してみてください。
腰痛緩和・予防
- 身体が凝り固まらないようにこまめに休憩
- ストレッチをする
- 血行が悪くならないよう水分補給
腰痛で悩んでいるドライバーの人へ
姿勢を気をつけることで、腰痛の予防になったり、腰痛が軽減したりします。
楽な姿勢で、リラックスした状態の方が、運転しやすいと思います。
しかし、腰痛にならないためにも、正しい姿勢で運転することをおすすめします。
姿勢は腰痛の原因のひとつです。
あくまで、原因のひとつなので、正しい姿勢を取っていても、他の要因で腰痛になる場合もあります。
『楽な姿勢の方が運転しやすい』
『正しい姿勢なんてずっと保てない』
という人もいると思います。
誰だってずっと同じ姿勢は辛い!
運転姿勢が辛くなってきたら、休憩やストレッチがおすすめです。
次回は、腰痛の人向けのストレッチを紹介します。
腰痛じゃない人も、予防にもなるので、ぜひチェックしてみてください♪
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腰痛の人向けのストレッチになっています。
座ってできる簡単なストレッチなので、ぜひやってみてください!
腰痛予防効果もあるので、腰痛のない人も一緒にやってみるといいですよ。