就職先や転職先が決まらず、悩んでいる理学療法士の方はいませんか?
働く場所はたくさんあるけれど、自分に合った就職先が見つからず、悩んでいる方も多いでしょう。
- 自分が希望する条件に合う職場が見つからない!
- 候補がありすぎて決まらない!
- 理学療法士ってどこに就職できるの?
就職先が決まらない理由は人それぞれ。
みんなはどうやって就職先や転職先を決めるのかな?
目的や条件を絞って就職先を決めないと、後悔するよ!
今回は、理学療法士として5年勤務した私たち【かなかず夫婦】(@kanakazu_fufu)が「就職先が決まらない理由や理学療法士の就職の決め方」を紹介します。
この記事でわかること
- 就職先が決まらない理由
- 理学療法士の就職先の決め方
- 就職先を決める際の注意点
就職先を決める際に絶対に失敗したくない方は参考にしてくださいね。
理学療法士で就職先が決まらない理由
なぜ理学療法士で就職先が決まらない方が多いのか。
それは、何がやりたいのか目的が決まっていないからです。
自分の希望を明確にしておかないと、就職先がたくさんあっても決まらないよ…
ほかにも以下の理由で、就職先が決まらない方が多いです。
就職先が決まらない理由
- どんな就職先があるのか把握できていない
- やりたいことが明確になっていない
- 求人の条件を決めていない
就職先が決まらない理由がわかれば、事前に対処することができます。
それでは、就職先が決まらない理由を詳しく見ていきましょう。
理由①どんな就職先があるのか把握できていない
どのような就職先があるのかを把握できていないと、選択肢が少なくなり、就職先が決まらないという状況におちいってしまいます。
あなたは理学療法士といったら、どのような職場が思いつきますか?
理学療法士の職場といったら、病院やクリニックなどの医療機関を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
しかし、理学療法士の就職先は医療機関だけではありません。
理学療法士の就職先の例
- 医療機関
- 介護・福祉施設
- 教育・研究機関
- スポーツ・フィットネス
- 一般企業
このように、どのような職場があるのか把握するだけで、就職先の候補が増えます。
候補が増えれば、あなたに合った就職先が見つけやすくなり、「就職先が決まらない!」なんてことにはなりません!
どんな職場があるのか、把握しておくことが大切!
理学療法士の就職先について詳しく知りたい方は、コチラの記事にまとめてあるので参考にしてくださいね▼
理由②やりたいことが明確になっていない
やりたいことが決まっていないと、あなたに合う就職先は見つけられません。
また、やりたいことが明確になっていない状態で、面接を受けても合格率は低いでしょう。
どこでも就職できればいいという気持ちじゃ、内定はもらえないよ…
あなたに合う職場に就職するためには、やりたいことを明確にしよう!
まずは、理学療法士として自分が携わりたい分野や興味がある疾患などをピックアップ。
やりたいことをできるだけ詳しく挙げられると、より自分に合った就職先が見つかります。
- さまざまな疾患がみたい
- 整形疾患のスペシャリストになりたいから、クリニックで働きたい
- できるだけその方の生活に寄り添ったリハビリがしたいから、訪問リハビリで働きたい
やりたいことはなんでもいいのです。
漠然と「病院で働ければいいや」というような考えはやめましょう。
やりたいことを決めておけばOK!
やりたいことが明確になれば、あなたに合った就職先が自然と見つかるはずです。
そして、やりたいことができる職場であれば、楽しく仕事を続けていけます。
理由②求人の条件を決めていない
あなたはどのような条件で就職先を探していますか?
やりたいことを明確にしたとしても、求人条件を決めていなければ、就職先はなかな決まりません。
- あっちは給料がいいけど、こっちは年間休日数が多いな!
- 給料で職場を決めたら、家から遠くなってしまった…
- 給料や休みはどうでもよくて、働きやすければいいや!
このように、条件が決まっていないと、何を基準に就職先を探せばいいのかわかりません。
また、就職先の候補がいくつか見つかったときに絞ることもできません。
就職先に求める条件を決めておこう!
希望する条件の例
- 給与は最低〇〇万円
- 賞与は○ヶ月分
- 家から電車で30分以内の距離の職場
- 年間休日数120日以上
- 有給取得率が高い
- 産休/育休制度がしっかりしてる
- 保険などの福利厚生が充実している
就職先になにを求めるのか条件を決めておくと、自分に合った就職先を見つけやすくなります。
理学療法士の就職先の決め方【5選】
どうやって就職先を決めたらいいのか悩んでいる理学療法士も多いでしょう。
ここでは、就職先の決め方を紹介します。
理学療法士の就職先の決め方
- 希望する条件を明確にする
- 条件の優先順位をつける
- 情報収集をする
- ほかの人に相談する
- 転職サイトを利用する
就職先の決め方がわかれば、自分に合った職場に就職できます。
就職先の決め方①希望する条件を明確にする
就職先が決まらない理由でも解説しましたが、やりたいことや条件を決めなければ、就職先は決まりません。
なので、まずはあなたが希望する条件を明確にしましょう。
希望する条件の例
- 働きたい施設
- 携わりたい分野
- 施設の規模
- 職場の雰囲気
- スタッフの人数
- 年収の高さ
- 休日の多さ
- 勤務時間や残業時間
- 通勤時間や手段
- 転勤
- 福利厚生
上記は例ですが、希望する条件はできるだけ多く挙げておくといいですよ。
理学療法士として働く上で、
- 何をやりがいにしていくのか
- 何を大切にしていきたいのか
を考えると、希望する条件を明確にしやすいです。
お金をやりがいにするのでもOK!自分が仕事をする上で大切にしたいことを決めましょう。
希望する条件を挙げられると、就職先をスムーズに決めることができます。
就職先の決め方②条件の優先順位をつける
希望する条件を挙げたら、優先順位をつけましょう。
優先順位を決めないと、就職先の候補がたくさんあるときに決められないよ。
また、すべての条件を満たす就職先はないといっても過言ではありません。
なので、優先順位をつけておく必要があるのです。
優先順位は、1番・2番…と順位をつけるというよりかは、
- 絶対に譲れない条件
- できるだけ取り入れたい条件
- 最悪なくても良い条件
に分けましょう。
希望する条件を多く満たす就職先よりも、絶対に譲れない条件を満たしている就職先のほうがあなたに合っています。
条件を多く満たせばいいというわけじゃない!
譲れない条件が満たされていない就職先に決めてしまうと、失敗や後悔につながることも…
就職先を決める際は、譲れない条件を満たしているかどうかがカギになります。
就職先の決め方③情報収集をする
希望する条件をピックアップしても、条件が当てはまっているかどうか確認する方法がなければ意味がありません。
そのためにも、就職先の情報収集をしっかりおこないましょう。
情報収集を怠ると、思っていた就職先と違ったと後悔することも…
情報は多ければ多いに越したことはありません。
希望する条件の情報は、最低限入手しておきましょう。
情報収集はひとつの媒体だけではなく、ネットで検索したり、知人に聞いたり、多くの媒体で情報収集をするといいですよ。
おすすめなのは、多くの求人情報を持っている転職サイトです。
転職サイトは登録が無料だから、情報収集するのにもってこいのツールだよ!
転職サイトでは、求人先の内部情報を聞けたり、非公開の求人情報を入手できることもあります。
より多くの情報を得るためにも、転職サイトはおすすめです。
情報収集をしっかりとおこない、自分に合った就職先を決めましょう。
転職サイトを利用するかどうか迷っている方には、こちらで「転職サイトのメリット・デメリットや利用方法」を解説しているので参考にしてください▼
就職先の決め方④第三者に相談する
就職先をどうしようか、1人で決められないときは、ほかの人の意見も参考にしましょう。
第三者に相談することで、客観的な意見をもらうことができます。
人に相談すると、情報が整理されて、決断しやすくなることもあるよね!
ほかの人の意見を参考にするのはいいですが、最終的な決断は自分の意思で決めましょう。
同僚や知人の意見では偏ってしまうことがあります。
第三者に客観的な意見をもらいたい方には、転職サイトがおすすめです。
転職サイトを利用すれば、就活のサポートも受けられるよ!
身近な人ではなく、あなたのことを知らない第三者の意見がほしい方は、転職サイトを利用してみるといいですよ。
就職先の決め方⑤転職サイトを利用する
就職先が決まらず、息詰まっている方には転職サイトがおすすめです。
- どうしても自分に合う就職先が見つからない
- 効率よく就職先を見つけたい!
- 自分だけでは決められない、ほかの人の意見が聞きたい
転職先の決め方を紹介してきましたが、1番効率よく就職先を決められるのは転職サイトです。
転職サイトおすすめする理由
- 登録料&利用料金が無料
- 求人数が豊富
(非公開の求人情報も入手できる) - 転職・就職活動のサポートを受けることができる
- 客観的なアドバイスがもらえる
- 効率よく就職先を見つけられる
転職サイトを利用すれば、あなたが仕事で忙しくても、担当者が就職先の見学や面接のアポをとってくれたり、さまざまなサポートを受けることができます。
私も実際にお世話になったけど、1人で就活するよりはるかに楽だよ!
さまざまな転職サイトがあるので、自分に合うサイトを見つけて利用しましょう。
サイトによって掲載されている求人情報が異なる場合があるので、複数のサイトを使い分けるのもあり!
登録も利用料も無料なら、サイトをいくつか利用してみても損はないね!
あなたに合う方法で就職先を決めてくださいね。
注意点
- 新卒では利用できない転職サイトもあります
- 転職サイトを利用すると、電話やメールでの連絡が必須です。頻繁に連絡を取るのが面倒くさいと感じる方にはおすすめしません。
自分に合う転職サイトを見つけたい方は、こちらの記事を参考にしましょう▼
理学療法士が就職先を決める際に注意すべき3つこと
やっとの思いで自分に合う就職先を見つけたのに、いざ就職してみたら「思っていた就職先と違った」なんてことも…
そんなことにならないためにも、注意点をしっかり抑えておきましょう。
就職先を決める際の注意点
- イメージで就職先を選ばない
- 年間休日が少ない
- 残業の取り扱い方
これから紹介する注意点を抑えておけば、失敗や後悔を防げます。
あなたにぴったりな就職先を見つけてくださいね。
自分の希望にあった職場に就職しても、最初の職場で何十年も長く働く理学療法士は少ないです。
理学療法士なら誰もが1度は転職を考えるでしょう。
こちらの記事で、「理学療法士の転職事情と転職で失敗しないための注意点」をまとめたので、転職を検討している方は参考にしてください▼
注意点①イメージで就職先を選ばない
- あの病院は大きいから待遇が良さそう
- 個人病院でアットホームな感じだから、人間関係で悩むことはないだろう
- 有名な病院で評判もいいから、ここで働こうかな?
確認もしていないのに、イメージだけで就職先を選ぶのは危険です。
自分に合った就職先を選ぶには、情報収集が大切だよ!
イメージが良いからといって、雇用条件や仕事内容があなたに合っているとは限りません。
イメージではなく、あなたが希望する条件に合う就職先を選びましょう。
また、知人や同僚の意見、ネットの口コミなどの評判を当てにしすぎてはいけません。
先入観や部分的に仕入れた情報だけでは、その職場のすべてを判断するのには情報不足です。
情報不足では、自分に合っている就職先かどうかもわからないよ…
良い情報ばかりに目が向きがちですが、マイナス部分も考慮して、就職先を決めるといいですよ。
就職先で失敗や後悔しないためには、良い情報も悪い情報も必要です。
注意点②年間休日が少ない
年間休日が105日以下の就職先はあまりおすすめしません。
それは、年間休日105日が労働基準法の最低ラインだからです。
会社や企業における1年間の休日数の合計
労働基準法が守られていれば、何日に設定しても違法ではない
労働基準法では
- 1日の労働時間は8時間まで
- 週の労働時間は40時間まで
と定められていてます。
そのため、1年間で働ける日数は約260日
計算式
1年=365日
365日÷7日=52.14週
52.14週×40時間=2085.6時間
2085.6÷8時間=260.7日
つまり、「365日−260日=105日」が労働基準の最低ラインの休日数になります。
最低ラインの休日数である105日よりも年間休日が少ない就職先は、ブラックな働き方といっても過言ではありません。
最低ラインまで働かせようとする就職先はおすすめしません!
有給以外に
- 夏季休暇
- リフレッシュ休暇
- 年末年始休暇
などがある就職先がおすすめです。
ポイント
1年間にある休日(土日や祝日、年末休暇など)は120日前後
そのため、年間休日の目安は120日以上といわれています。
休日が週休2日の場合も、「2日×52週=104日」
有給以外の休日がないと、年間休日は104日ということになるので、週休2日の就職先もおすすめしません。
しっかり休息できなければ、仕事で力を発揮することができません。
仕事をする上でもプライベートを充実させる上でも、年間休日数の確認は大切です。
注意点③残業の取り扱い方
みなし残業や裁量労働制の就職先には注意が必要です。
- みなし残業とは、毎月一定の残業があるとみなし、給料に一定の残業代が含まれている制度
- 裁量労働制とは、労働時間を実際に働いた実働時間ではなく、あらかじめ定めた時間分働いたものとみなす制度
みなし残業や裁量労働制がある就職先では、残業があることを匂わせています。
残業があることは構いませんが、残業時間分をしっかり支払ってくれる就職先が望ましいです。
みなし残業の場合は、すでに固定で残業代が給料に含まれているため、毎日残業したとしても給料は増えないよ。
裁量労働制は実働時間が考慮されないから、残業をしても残業代は支給されないこともあるんだね…
どちらの制度も、実際に残業した時間分の金額が支給されないので、注意しましょう。
上記の制度以外にも業務によっては残業に含まれないものもあります。
以前勤めていた病院では、どんなに忙しくてもカルテ記載での残業は、残業扱いされなかったよ。
このように、時間外労働があったとしても残業扱いされない業務もあります。
なので、就職先には、月間の残業時間や残業にあたる業務の確認をしておきましょう。
裁量労働制については厚生労働省を参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/sairyo.html
【理学療法士】就職先の決め方で失敗しないために…
理学療法士で就職先が決まらない方は、情報収集不足か、就職先に求める条件が決まっていない方が多いです。
就職先が決まらない理由
- どんな就職先があるのか把握できていない
- やりたいことが明確になっていない
- 求人の条件を決めていない
就職先が決まらない理由が把握できたら、あなたが就職先に求める条件をピックアップしましょう。
理学療法士として働ける場所はたくさんありますが、適当に選んでしまっては後悔します。
就職先の決め方
- 希望する条件を明確にする
- 条件の優先順位をつける
- 情報収集をする
- ほかの人に相談する
- 転職サイトを利用する
就職先の決め方を参考に、あなたに合う職場、希望する職場を見つけてくださいね。
また、就職先を決めるときには、以下の3点に注意しましょう。
注意点
- イメージで就職先を選ばない
- 年間休日数の確認
- 残業の取り扱い方
今回紹介した就職先の決め方と注意点を抑えておけば、就職で失敗や後悔することはありません。
この記事を参考に、あなたに合う就職先を見つけてくださいね。
自分に合う働き方を見つけられないときは
自分だけでは働き方をどう変えればいいかわからず、職場を変えても職種を変えても、自分に合った仕事に出会えない人もいるでしょう。
- 転職で失敗したくない!
- 自分らしくいられる仕事に就きたい!
- 我慢したくない!
私たちもこう思いながら、自分たちで模索し続け、時間だけがかかってしまいました。
時間は有限。早く自分に合った働き方を見つけるためにはキャリア相談がおすすめ!
キャリア相談では自己分析からキャリア設計まで丁寧にサポートしてもらえます。
自分1人で悩む必要なし!
自分の強みや弱みを客観的に把握することで、あなたに合う生き方や働き方が見つかります。
- 自分に浮いている仕事がわからない人
- 職種を変えるか迷っている人
- 相談する相手がいない人
自分の適性やキャリアを根本から見直したい人は、キャリア相談を利用してみてください。
今日が1番若い日。決断が遅れると、つらい日々が続くでしょう。
ずっとつらいのは避けたい…
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