近年、会社に勤めず「フリーランス」になる人々が増えています。
フリーランスという言葉は耳にするけど、実際どういう働き方なのかわからないという人が多いです。
私たちも実際にフリーランスになるまで、どういったものなのか説明できなかったよ…
フリーランスに興味はあるけど、どのようなものなのか、フリーランスについて疑問も抱いている人も多くいます。
- 会社員とフリーランスってどっちのほうが収入が高いのかな?
- フリーランスってフリーターと同じ意味?
- フリーランスは「安定」しないイメージだから、将来が心配…
フリーランスは、好きなときに、好きな場所で、好きな仕事をすることができます。
フリーランスに悪いイメージを持っている人もいますが、メリットもたくさんあります。
デメリットばかりに目を向けてやらないでいると、「やっておけばよかった」と後悔することも…!
会社員という生き方に苦痛を感じている人、つまらないと感じている人には、フリーランスがおすすめです。
今回は、知識ゼロ・未経験からフリーランスなった【かなかず夫婦】(@kanakazu_fufu)が『フリーランスのメリット・デメリット』について注意点を踏まえながら徹底解説します。
この記事を読むと…
- フリーランスについてわかる!
- フリーランスのメリット・デメリットがわかる!
- フリーランスで注意することがわかる!
フリーランスには興味があるけどフリーランスになる勇気がないという人は、この記事を読めば、新しい一歩を踏み出せるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。
かなかず夫婦(@kanakazu_fufu)
- フリーランス3年目
- ブログ歴4年目/月収56万円
- 総記事数500記事以上
- Webライター3年目
- 知識ゼロ/未経験からブログを運営
- SNS総フォロワー10万人
- 北海道移住1年目
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フリーランスとは
フリーランスとは、会社や特定の組織に所属せず、仕事に応じて自由に契約する働き方です。
組織に属さず、自分の技術や知識を顧客に提供する働き方だよ!
フリーランスは、案件ごとの契約になるので、会社勤めより自由な働き方ができます。
仕事場所を選ばず、好きな場所で仕事することが可能です。
また、決まった時間に出勤しなくてもいいので、時間にも縛られることもありません。
時間に縛られないとはいっても、契約によっては、案件の納期や期限があるので、注意してください。
仕事や案件を獲得することができれば、誰でもフリーランスになることができます。
特に、エンジニア職やクリエイター職でフリーランスになる人が多いです。
フリーランスに多い職業
- Webデザイナー
- プログラマー
- Webライター
- イラストレーター
- デザイナー
- カメラマン
上記以外の職業でも、会社や企業から独立してフリーランスになる人が増えています。
フリーランスの働き方
フリーランスの最大のメリットは、自由に仕事ができることです。
会社員では、そうはいきません。
会社員の場合は、嫌な仕事でも決められた、割り振られた業務は遂行しなければなりません。
どんなに理不尽な頼みでも、上司に頼まれたやるしかないんだよね…
フリーランスは、顧客と直接やり取りするから、嫌な仕事は引き受けなければ大丈夫!
フリーランスでは仕事を選ぶことができますが、会社員のように固定給がないため、自分で案件や仕事を探して、収入を得る必要があります。
会社員の場合は、年々給料が上がっていく仕組みの会社や企業が多いです。
フリーランスの場合は、自分で仕事を取りにいく必要があります。
休暇や手当てにも違いがあります。
フリーランスには、そもそも有給などの概念がありません。
フリーランスは、仕事したいときに仕事をして、休みたいときに休める!
フリーランスの場合は、働きすぎたなと思ったら、自分で調整して休むことができます。
仕事の調整ができるといっても、仕事や案件がなければ働くことはできません。
会社員は自由度が低いと思われがちですが、フリーランスと違って、残業代や交通費などの手当てが出ます。
働き方の違い
会社員 | フリーランス |
固定給あり | 固定給なし |
売り上げが反映されない | 売り上げが反映される |
決められた仕事内容 | 仕事内容は自由に決められる |
決められた時間で働く | 時間の縛りがない |
決められた場所で働く | 好きな場所で働ける |
福利厚生がある | 福利厚生がない |
フリーランスにも会社員、どちらにもメリット・デメリットが存在します。
どちらが良いとは決められませんが、「フリーランスと会社員」自分に向いているものを選択しましょう。
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フリーランスのメリット3つ
フリーランスについて詳しく説明できないが、フリーランスについて良くないイメージを持っている人が大半です。
しかし、デメリットだけに目を向けメリットを把握しないと、知らなくて損したり、後悔に繋がることがあります。
デメリットよりもメリットが勝れば、損することはないよ!
会社員にはない、フリーランスのメリットを紹介します。
フリーランスのメリット
フリーランスのメリットについて詳しく解説します。
フリーランスのメリット①収入アップが期待できる
会社員では、成果や売り上げをあげても、全てが給料に直結するわけではありません。
しかし、フリーランスは、
売上=収入
になります。
フリーランスは、働いたら働いた分だけ収入になるよ!
会社員では、どんなに頑張っても月給は上がらず、成果を上げたり、ノルマを達成したらボーナスが増える程度です。
会社員だと、モチベーションが下がりそう…
フリーランスだと、仕事をした数だけ収入につながるので、モチベーションが下がることはありません。
専門知識や高いスキルを持っているフリーランスの場合、単価が高く、会社員よりも年収が高くなる人も多いです。
フリーランスは、自分自身のスキルや実績、知識が収入に直結しやすいです。
そのため、フリーランスの中には、キャリアアップ・スキルアップを図る人が大勢います。
キャリアアップをすれば、自分の強みになるね!
ただ仕事をするだけでは何にも残りませんが、キャリアアップ・スキルアップをすれば、自分の財産になります。
フリーランスでは、挑戦し続けることで収入も上がり、経験値も高くなり、人として成長することが可能です。
フリーランスのメリット②場所や時間にとらわれない
会社員は、決まった時間に出社し、決められたデスクで決められた仕事をします。
出勤を考えると、毎朝憂鬱になるよね…
その点、フリーランスでは、通勤も出社する必要もありません。
好きな場所で働くことができます。
好きな場所で仕事をすれば、仕事がはかどるよ!
自宅やカフェだけでなく、旅行、旅をしながら働くことも可能です。
参考
フリーランスは、パソコン1台で仕事ができる職業の人が多いです。
現代では、Wi-Fi設備が整っており、自宅以外でも快適にパソコン作業ができます。
フリーランスの場合、場所だけではなく、時間も自由に使えます。
会社員では、通勤時間に1〜2時間かかるのが相場です。
1〜2時間もあれば、いろんなことができるのに…
フリーランスは、通勤しなくても仕事ができるので、その時間を有効活用することができます。
通勤がなければ、通勤時の満員電車や道路渋滞のストレスからも解放されます。
フリーランスは、場所も時間も制限されることはないので、より効率的に仕事をすることが可能です。
フリーランスのメリット③仕事を選ぶことができる
会社員では、やりたくない仕事を任せられることはありませんか?
フリーランスなら、仕事が選べるよ!
フリーランスなら、仕事を選ぶことができるので、嫌な仕事はしなくて済みます。
しかし、フリーランスの場合、営業をして自分で案件を獲得しなければいけません。
仕事を選べるのはいいけど、案件探しも頑張らないと…
仕事を選択できるのは良いことですが、好き嫌いで案件を選んでいたら仕事になりません。
案件を採用する基準を決めて、仕事を選ぶといいですよ。
注意点
フリーランスは、仕事量が収入に直結します。
スキルアップに繋がったり、経験を積めるような仕事であれば、多少のマイナスポイントがあっても引き受けて損はありません。
仕事を選べるということは、一緒に仕事する相手を選べるということです。
会社の人間関係って1番ストレスが溜まるよね!
職場の上司や同僚などとの人間関係のストレスが原因で退職や転職を考える人も多いです。
その点、フリーランスでは、好きな人と仕事ができます。
フリーランスのデメリット3つ
ここまでフリーランスのメリットを紹介してきましたが、デメリットについても紹介していきます。
デメリットを抑えておけば、失敗や後悔を防ぐことができるよ!
フリーランスのデメリット
フリーランスを検討している人は、デメリットもしっかり抑えておきましょう。
フリーランスのデメリット①収入が安定しない
フリーランスは、会社員のように固定給がもらえるわけではありません。
自分で営業をして、案件をもらわなければ、仕事はなく、収入が減ってしまいます。
一定の仕事があればいいですが、営業すれば必ず仕事がもらえるというわけでもありません。
フリーランスの収入は、案件の量と単価によって左右されます。
また、体調不良で働けなかったり、景気が悪く仕事がもらえなくなるケースも少なくありません。
会社員の場合、体調が悪くて休んだ場合でも、給料が保証されています。
フリーランスは、仕事が多い時期もあれば少ない時期もあり、収入が不安定になりがちです。
長年の経験と自分のスキル、スケジューリング能力によっては、フリーランスでも収入が安定している人もいるよ!
収入が不安定だと、将来のライフプランが立てにくいというデメリットもあります。
フリーランス初心者だと、仕事が取れるかどうかわからないから、最初はアルバイトやパートと掛け持ちがいいかも…
副業から始めて、フリーランスとして独立していく人が大半です。
フリーランスとしてどれくらい収入が得られるか不安があるのであれば、手始めに副業としてチャレンジしてみてもいいかもしれません。
自分で案件探すのって大変だよね…
職業が限定されていますが、案件を探すことができるWebサイト『レバテックフリーランス』があります。
エンジニアやクリエイター向けのサイトだよ!
無料で登録できるので、案件獲得に悩んでいるフリーランスの方は試してみてはいかがですか?
フリーランスのデメリット②ローンを組むのが難しい
フリーランスは、収入が不安定と認識されやすく、ローンを組むのが難しいことがあります。
特に、フリーランスになりたての頃は、審査に通りにくいです。
ローン以外にもクレジットカードが作れないことも…!
フリーランスの収入実績があれば、クレジットカードの作成もローンも通る場合があります。
保証人を設定すれば、審査に通ることもあります。
万が一の場合を考えて、クレジットカードの作成やローンを組むのは、会社に所属している間に済ませておきましょう。
フリーランスのデメリット③賃貸契約の審査が通らない場合がある
フリーランスの場合は、賃貸契約の審査にも通りにくくなります。
収入が安定してないと、社会的保証が得られないよ…
会社員であれば、会社で働いていることが証明できれば、問題なく賃貸契約を結ぶことができます。
物件によっては、フリーランスでも賃貸契約を結べるよ!
物件によっては、フリーランスとしての実績や収入を証明できれば、賃貸契約を結ぶことが可能です。
審査が厳しくない物件もあるので、物件を探す際に、不動産会社に相談してみましょう。
参考
他にも賃貸契約の審査が通る場合
- 保証人を設定する
- 保証会社を利用する
※2022.6.10追記
わたし達は2022年5月に北海道に移住。
フリーランス2年目でも、割とすんなり物件を契約できました。
仲介業者が保証会社の審査を通すために、以下の条件を提示されました。
- 前年度の確定申告の控えの提出(収入証明書)
- 預金通帳の残高明細
- 仕事内容
保証会社によって必要なものは異なりますが、主にこの3つがあれば交渉することは可能です。
また、たとえ収入が0円だった場合でも、預金残高が家賃の「半年〜1年分」あると審査が通しやすいとのことでした。
最初から諦めず、交渉してみると良いですよ。
フリーランスで注意すべきこと【3選】
フリーランスと会社員を比較してきましたが、まだまだ異なる点があります。
会社員時代では会社がすべて調整してくれていたことも、フリーランスになったら自己処理しなければならないことが多いです。
手続きを忘れていて、知らなくて、失敗したというケースも…!
ここでは、フリーランスで注意すべきことを紹介します。
注意事項を抑えておけば、フリーランスになって困ることはありません。
フリーランス注意すべきこと①確定申告
会社員をしていると、確定申告という言葉には無縁です。
フリーランスでは、自分で確定申告をしなければいけません。
確定申告なんてしたことなかったら、とりあえず、レシートや領収書を全部取っておいたよ!
会社員の場合、源泉徴収票が会社からもらえ、年末調整といった税金の計算は会社が代行してくれます。
フリーランスになったら、全部自分でやらないといけないよ!
初めて確定申告するとなると、不安になる人が多いでしょう。
しかし、初めてでも問題なく、確定申告することができます。
確定申告のアドバイス
- 役所によっては、税理士が無料で相談に乗ってくれる
- 簡単に確定申告できる会計ソフトがある
- 初めて確定申告する人向けに国税庁からの案内がWeb上にある
インターネットを使って調べれば、確定申告の方法はすぐわかります。
確定申告の方法がわかっても、経費などの区分が難しくてわからないという人が多いです。
どこまでが経費に含まれるのか、全然わからなかったよ…
フリーランスでやっていくのであれば、税金と確定申告についての知識がある程度必要です。
僕たちは、本で勉強したよ!
この本を読んだら、初めての確定申告でも問題なく、手続きできました▼
自分で確定申告するのは大変という方は、税理士に相談してみてください。
注意点
確定申告の義務があるにもかかわらず、確定申告をしなかった場合、
- 無申告加算税
- 延滞税
が課せられることがあります。
確定申告は、毎年、年度末にあります。
期間(2月中旬〜3月中旬)が決まっているので、忘れずに確定申告をするようにしましょう。
\初めてでも簡単/
フリーランスの確定申告についてはコチラの記事で解説しています▼
確定申告で悩んでいる方は参考にしてくださいね♪
フリーランスで注意すべきこと②スケジュール管理
フリーランスは、好きなときに好きな場所で仕事ができます。
また、仕事を選ぶこともでき、自由度が高い働き方です。
自由度が高いのはいいけど、その分スケジュール管理が大変だよ!
出勤時間や勤務時間、公休や有給休暇などが決まっている会社員とは違い、フリーランスはすべて自分で決めなければいけません。
好きな仕事を選択できるけど、詰め込みすぎるとパンクするよ!
働いたら働いた分だけ収入になりますが、身体を壊しては元も子もないです。
参考
身体を壊してしまうと、回復するまで仕事が疎かになります。
遅れた分を取り戻そうとして、また働き詰めになり、体調を壊すという『悪循環』になるので、注意してください。
働き詰めにするより、休みをとって、体調を整えたほうが効率よく仕事ができます。
フリーランスの人は、プライベートと仕事を一緒にしがちです。
しかし、仕事をする時間、しない時間をしっかり区別したほうが仕事は捗ります。
自分の能力や体力に合わせて、自分に合ったスケジューリングをしましょう。
注意点
自分に合ったスケジューリングができず、納期が遅れたり、体調不良で仕事をキャンセルしたとなると、クライアントとの信頼関係が崩壊してしまいます。
クライアントとの信頼関係を守るためにも、スケージュール管理は大切です。
フリーランスで注意すべきこと③事務手続き
フリーランスには、確定申告以外にも、自分で手続きをしなければいけないものがあります。
会社勤めだったときは、事務の人がやってくれるけど、フリーランスになったら自分でやらないといけないよ!
会社に所属していると、社会保険や年金など、自分で手続きをしなくても、自動的に給料から保険料が引かれています。
会社員の場合、住民税も給料から引かれるよ!
フリーランスになったら、まず変更の手続きを自分でしなければなりません。
ポイント
- 保険
社会保険→国民健康保険 - 年金
厚生年金→国民年金
手続きの際に、支払い方法を選択できます。
納付書だと支払いを忘れてしまいそうという人は、口座引き落としにしましょう。
私たちは、旅をしながら暮らしているため、引き落としにしたよ!
フリーランスでは、自分自身で事務手続きをしなければいけないので、最低限の知識は身につけておきましょう。
フリーランスになると、請求書などの書類作成も自分でやらなければなりません。
請求書を送らなければ、報酬が入らないなんてことも…
イチから自分で書類を作るのはめんどう…
書類作成の手間や時間を節約したい方には、書類作成サービスがおすすめです。
書類作成サービスについてはコチラの記事でも紹介しているので、参考にしてください!
フリーランスになって好きなときに好きな場所で好きな仕事をしよう!
仕事に対して、不満やストレスを抱いている人がほとんどです。
会社員は自由がなさすぎる…
フリーランスになれば、働き方の自由度が高くなり、不満やストレスを解消できます。
自分のスキルに見合った対価を受け取りたいなら、フリーランスとして独立することをおすすめするよ!
フリーランスに不安を抱いている人もいます。
不安な場合は、副業から始めたり、アルバイトやパートと掛け持ちしてみるといいですよ。
注意点
不安に思っているのに、無理にフリーランスになる必要はありません。
段階的に移行していくことをおすすめします。
不安を解消してから、フリーランスになるかどうか検討してみましょう。
フリーランスとして独立する方法はこちらで解説しているので、参考にしてくださいね▼