車中泊やバンライフをするなら、車内に寝るスペースや収納スペースがないと困ってしまいます。
今回は、収納スペース&ベッドの作り方を紹介します。
こんな人におすすめの記事
- 車を車中泊仕様にDIYしたい!
- 車内に収納スペースを確保したい!
- ベッドを常設で作りたい!
車中泊仕様にDIYするなら、ベッドは必須だね!
スペースを有効活用したいなら、ベッド収納がおすすめだよ!
ベッド収納であれば、ベッドを常設にしつつ、収納スペースも確保することができます。
今回は、実際にDIYしたベッド収納の作成方法を紹介します。
記事の内容
- 車を車中泊仕様にDIYできる!
- ベッド収納の作成方法がわかる!
- DIYに使用するアイテムがわかる!
初心者でも、車中泊仕様にDIYすることができます。
この記事を読んで、あなたも自作キャンピングカーを作ってみてはいかがですか?
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はじめての車中泊旅・バンライフでは、不安なことが多いでしょう。
安全に快適に旅をするために、事前にすべきことをまとめました!
事前にすべきことを抑えて、安心で快適な車中泊旅・バンライフを送ってくださいね♪
【自作キャンピングカー】車中泊仕様にDIY!ベッド収納の完成図を紹介!
荷室全体、広々としたベッドになっています。
ベッドの下は全て収納スペースになっているよ!
ベッドの大きさは、約縦180cm×横150cmです。
土台はこんな感じになっています。
土台に合板を乗せてあるだけの簡易的なベッドです。
後方から見て、右側はタイヤハウス。
前方部分は、独立した収納BOX。
左側は、平均台になっています。
ネットショップなどでは、純正品のベッドキットが販売されていますが、高価な物が多いです。
検索してみると純正品は4〜6万円くらいでした。
今流行りのN-BOXの純正品のベッドキットはこちら▽
ちなみに、私たちの車は、日産から発売されているキャラバンのOEM車両です。
僕たちの車は、いすゞのCOMOだよ!
日産からも純正品のベッドキットが出ています▽
ただ、純正品は高く、5〜6万円します。
私たちは約20,000円でベッド兼収納スペースを作りました。
DIYしたほうが、費用を抑えることができるよ!
時間と労力は、使うけどね…。
純正品でもベッドキットを組み立てるので、時間と労力を使います。
私たちは、DIY初心者なので、これから紹介する方法が、安全かどうかはわかりません。
2021年5月、作成して1年、ほぼ毎日使用していますが、どこも壊れていません。
それでは、ベッド兼収納スペースのDIY方法を紹介します。
【自作キャンピングカー】車中泊仕様にベッド収納をDIYする方法を紹介!
車中泊仕様にベッド収納をDIYする方法を紹介します。
今回紹介する方法は、車体に一切傷を付けずにDIYすることができます。
車を傷つけたくない人は、参考にしてね!
DIY初心者でも、簡単に作成することが可能です。
【車中泊仕様DIY】ベッド収納に使用したアイテム
ベッド収納に使用したアイテムは、次の通りです。
使用するアイテム
- ツーバイツー(2×2)材
縦38mm×横38mm高さ1820mm - ツーバイフォー(2×4)材
縦38mm×横89mm×高さ1820mm - 針葉樹合板
縦1820mm×横910mm×厚さ9mm - ラワンベニヤ
縦1830mm×横920mm×厚さ2.5mm - 木材取り付け用ネジ
- ステンレス木ネジ
- ステー 金折れ
60mm - 折れ脚金具
必要なだけ - 木工用速乾ボンド
- ペンキ
自分の好きな色 - 工具
ノコギリや電動ノコギリ、ヤスリなど
今回使用するアイテムは、全てホームセンターで購入できます。
2×2材や2×4材は、収納ボックスや土台の脚に使用します。
2×2材や2×4材は、加工しやすいよ。
ホームセンターでカットしてもらう場合、ワンカット40〜50円でした。
針葉樹合板は、ベッドの天板として使用します。
ベッド下は収納のため、持ち上げやすい重さと強度を考え、厚さを選びます。
厚さはいろいろあるから、自分の体重を考慮して選ぶといいよ!
ベニヤ板は、タイヤハウスや収納BOXの側面に使用します。
側面に板を貼らないと、中が丸見えになってしまうので…。
見えても気にしないという人は、ベニヤ板はなくても大丈夫!
厚さがあり、ネジを打ち込めないところは、ステーを使い、固定します。
ネジは、木材の用のネジとステーを取り付ける用の木ネジがそれぞれ必要です。
注意点
ステー用の木ネジは、直径に注意してください。
サイズが合わないと、固定することができません。
折れ脚金具は、自分で折りたたみのテーブルや椅子を作成することができます。
天板に細工をするために購入しました。
細工方法は、後ほど記載しますが、必要ない方は準備しなくて大丈夫です。
木と木を仮留めする際に、速乾性の木工用ボンドを使います。
ベッド収納に色をつけるために、ペンキも用意しましょう。
次は手順を紹介します。
【車中泊仕様DIY】ベッド収納の作成方法!
ベッド収納のDIY手順について紹介します。
ベッド収納DIY手順
- 材料の下準備
(カット/ヤスリがけ/ペンキ塗り下穴開け) - タイヤハウスの作成
- 収納BOXの作成
- 平均台の作成
- 天板の作成
下準備を先にすることで、作業がスムーズになるよ!
それでは、手順をひとつひとつ解説します。
【ベッド収納DIY①】材料の下準備
使用する木材(2×2/2×4材)を全てカットしていきます。
ポイント
初心者では、真っ直ぐカットするのは難しいです。
ガタガタになるのが嫌な人は、木材を購入したときにホームセンターでカットしてもらうこと(有料)をおすすめします。
弓のこやノコギリ、電動ノコギリを使用してカットします。
真っ直ぐかどうかはL字物差し【曲尺】をあてて確認します。
曲尺があると、垂直かどうかわかるから便利だよ。
自分の車体に合わせて切断。
カットするサイズは、車体により異なります。
木材を先に全部カットすることで、時間の短縮や手間を省くことができます。
カット木材は、どこに使用するのか印を付けておくと、組み立てるときに困りません。
カットした後は、端がささくれているので、ヤスリがけをします。
ささくれた部分で怪我をしやすいよ。
カットした部分は、全部ヤスリをかけよう!
ポイント
- 最初は、目の荒いヤスリでざっとささくれた部分を取る
- 次に、目の細かいヤスリで断面を滑らかにする
上記のやり方でヤスリがけをすると、断面の触り心地がよくなります。
ヤスリがけが終わったら、木材にペンキを塗ります。
そのままの色でOKな人は、この手順は省こう!
好きなペンキを購入して、カラーチェンジしましょう。
注意点
ペンキには、さまざまな種類があります。
防臭・防カビ効果のあるペンキもあり、値段もさまざまです。
好みのペンキを選択してください。
ペンキには、ペイント液で薄めなければいけないタイプや水で薄めていいタイプがあります。
使用方法を確認してから購入してね!
ペンキを塗ったら、乾かします。
ペンキが乾いたら、木材に下穴を開けていきます。
ネジを打つ場所に下穴を開けましょう。
下穴を開けないと、ネジが曲がってしまいます。
真っ直ぐ打ち込むためにも、下穴が重要です。
初心者の人ほど、下穴を開けた方がいいよ!
ネジを打ち込むには、電動ドライバーがおすすめです!
普通のドライバーでは、手が疲れますし、時間もかかってしまいます。
参考
木材を購入したホームセンターで工具を借りることができます。
木材を購入すると、工作室が借りられたりします。(有料の場合もあります)
ホームセンターで確認してみてください。
【ベッド収納DIY】タイヤハウスの作成
右側部分に使用するタイヤハウスを作成します。
ベッドの強度UPのため、タイヤハウスを作成したよ。
手順①基礎となる枠作り
2×4材を使って、四角い枠を作ります。
枠は、ネジで留めます。
天板を乗せる部分に2×4材がくるようにしたよ!
天板を乗せる面積が小さいと、板がたゆみ強度も下がってしまいます。
2×4材を使った枠組みをタイヤの前後にくるよう2つ作ります。
手順②奥行きを作る
2×2材を使って奥行きを出します。
枠組みの4つ角それぞれに、垂直に2×2材を取り付けます。
ネジが届かないから、ここはステーを使うよ!
下記写真のように、4ヶ所取り付けます。
これを手順①で作った枠組み2つに取り付けます。
手順③間に柱を入れる
手順②のままでは、奥行きを出した木材が浮いている状態になってしまいます。
奥行きを出した木材の間に、柱となるよう2×2材を挟み、ネジで留めます。
もうひとつの枠組みも同様の作業をするよ。
上からみるとコの字型、下記写真のようになります。
前方部分
後方部分
手順④2つの枠組みを繋げる/脚をつける
できた「コの字型」の2つを繋げます。
2×2材側は2×2材で繋げ、ネジで固定。
2×4材側は2×4材で繋げますが、ネジが届かないのでステーで留めます。
2×4材の方は荷重がかかるため、2×4材を使って足を2つ追加しました。
下記写真のように補強しました。
手順⑤側面を塞ぐ
このままでは、中が丸見えなので、側面をベニヤ板で塞ぎます。
塞ぐだけなので、薄くて軽いベニヤにしたよ。
前後と左側を塞ぎました。
右側は、車体の壁だから塞ぐ必要はないよ!
これでタイヤハウスの完成です。
【ベッド収納DIY③】収納BOXの作成
続いて、前方部分の収納BOXを作ります。
手順①枠組みを作る
タイヤハウスの手順1と同じように枠組みを作ります。
収納BOXでは、四角い枠組みを2つ作ります。
2×2材と2×4材を使い、それぞれ1つずつ枠組みを作成。
手順②枠組みを繋げる
手順①で作った枠組みを2×2材/2×4材で繋げます。
ネジとステーで留めていきます。
ポイント
ネジが届くところは、ネジで留めます。
ネジが届かないところは、ステーを使いましょう。
2×2材が3本、2×4材を1本使用。
繋げると、下記写真のようになります。
天板が2つ乗る部分には、2×4材を使ったよ!
手順③前方の側面を塞ぐ
荷物が見えてしまうため、前側の側面をベニヤ板で塞ぎます。
塞ぐだけなので、ベニヤ板でOK。
収納BOXは、これで完成です!
【ベッド収納DIY④】平均台の作成
大きな収納スペースを確保するため左側は、平均台のみで天板を支えています。
平均台はこちら▽
上記のような平均台を2つ作成。
収納BOXがあるため、平均台の1つは短めに作成します。
平均台は、強度をUPさせるため、全て2×4材を使用したよ!
手順①脚を作る
平均台の脚は、強度をUPさせるため、2×4材を2つくっつけます。
ネジで固定しましょう。
ボンドで仮留めをしておくと、ネジで固定するときにズレにくいです。
手順②台を乗っける
2つの脚に台を取り付けます。
1つの脚につき、ネジで2ヶ所留めるとしっかり固定されます。
ポイント
平均台のうち、1本は180cmと荷室の縦Maxに作り、
もうひとつは収納BOXとぶつかるため110cmで作成。
台の長さは、自分の車に合わせて作成してくださいね!
【ベッド収納DIY⑤】天板の作成
収納スペースの蓋兼ベッドの天板を作っていきます。
完成品がこちら▽
合板に下書きをし、カットするだけです。
断面はささくれてるから、ヤスリがけを忘れずに!
収納スペースにアクセスしやすいよう、天板には穴をあけます。
穴を開けると、天板を持ち上げやすくなります。
注意点
天板の大きさが、大きければ大きいほど、上に乗るとたゆみます。
面積が広い天板は、裏側に板を貼るなどの補強をしましょう。
【おまけ:細工DIY】ベッドの天板が机と椅子に早変わり!
天板が机や椅子になるよう細工をしました。
机は車中でも使用でき、掘りごたつ風に早変わりします。
屋外でも車内でも使用できます!
脚は折れ脚金具を使用しているため、折りたたみが可能です。
折れ脚金具をつけたとしても、収納スペースはちゃんと確保できてるよ!
作り方を簡単に紹介♪
天板裏に脚を取り付けるようの四角い枠組みを作ります。
枠組みをネジで留めたら、4つ角に折れ脚金具で脚を装着するだけ!
折りたたむ時に脚がぶつからないよう、付ける位置に注意してください。
私たちはぶつからないよう、枠組みの横に添え木をし、左右ずらして脚を付けました。
【自作キャンピングカー】車中泊仕様にするならベッドと収納スペースは必須!
DIY初心者でも、ベッド兼収納スペースを作ることができます。
純正品のベッドキットは値段が高いですが、安全性も保証されています。
自作では、強度が少し心配…。
水平に保つことや木材を真っ直ぐ切るのも難しいよ!
作業は大変ですが、費用を抑えたい人にはDIYがおすすめ!
時間がなかったり、作業するスペースがない人は純正品の購入するほうが手っ取り早いです。