北海道のほぼ中心部に位置する星野リゾート『トマム』
新千歳空港から約100分、札幌からも約2時間とアクセスしやすい立地にある山岳リゾートです。
今回は星野リゾート トマム内にある『トマム ザ・タワー』に宿泊したので、レビューしていきます!
筆者は2025年3月に宿泊しました
【北海道ホテル】トマム ザ・タワーの概要

トマム ザ・タワーは茶色と緑色の2つのタワー型ホテルで、星野リゾートトマムの中心に位置している利便性の高いホテルです。
客室タイプは複数あり、カップルから友人、子供連れまで、さまざまな利用シーンに合わせて、部屋を選ぶことができます。
- 営業期間:4月/11月は施設メンテナンスのため全館CLOSE
- チェックイン15:00 / チェックアウト11:00
- 駐車場:あり(無料・予約不要)
トマムは北海道の中心に位置し、占冠村(しむかっぷ)にあるリゾート施設です▽
アクセス方法は新千歳空港から約90分、トマムICより7分。
電車利用ではJRトマム駅で降りて、無料送迎バスで5分です。
ウィンターシーズンは札幌・新千歳空港・帯広・音更からトマムを結ぶバスライナーがでているよ!

駐車場
駐車場は無料。
利用するホテルにより場所が異なるので、注意してください!
トマムザ・タワーを利用する場合、『T1』の駐車場が近くて便利です。
T1の駐車場から階段を上がると、トマムザ・タワーのエントランスにすぐつきます。

階段は雪かきされていたけど、滑りやすいから気をつけてね。
階段は幅も狭いので、荷物が多い方や子供連れであれば、先にエントランスに車で行き、荷物とお子さん、相方を下ろすほうがいいかもしれません。
外観~チェックイン

エントランスは広く、滑らないように工夫されています。
広々していて、車寄せもできます。
ロビーに台車も用意されてたよ!

エントランスを入ると、木でできたかわいい動物たちがお出迎え。

入ってすぐ左にはインフォメーションデスクがあり、館内やほかの施設内のことなど気軽に尋ねることができます。
ロビーは広く、ソファーがたくさんあります。

1人が受付している間も、パートナーや子どもはソファで休めます。
ウィンターシーズンはトマムと各地を結ぶバスライナーがでており、ロビーでその受付もしていました。
レセプションでのチェックインですが、手続きは15:00前でも可能です。

部屋の利用が15:00からなだけ!
受付を済ませて、以下のものを受け取りましょう。

- トマムザ・タワー&施設の案内マップ
- ミナミナビーチ(プール)/木林の湯(入浴施設)/アイスヴィレッジの入場券
- 雲海ゴンドラのチケット
- 朝食利用券(朝食付きで予約の場合)
さまざまな施設のチケットが手に入るので、チェックインの時間に関わらず、早めに来ることをおすすめします!
部屋の鍵は15:00以降に、レセプションの左手側のカウンターで受け取ることができます。
チェックインの列に並ばなくてもいいので、スムーズに鍵を受け取ることができますよ!
15時前であれば、荷物はレセプションから数m先にある専用カウンターで預けることも可能です。
トマム ザ・タワーのお部屋紹介

今回はトマムザ・タワーⅠの22階の部屋に宿泊しました。
階数も高く客室も多いのですが、エレベーターは3台しかないため、混雑する時間帯(夕方・夕飯・朝食・11時付近)は待つ時間が長そうです。
私たちが利用した時期は修学旅行生や海外からの観光客が多かったですが、混雑時間を避けたからか、『エレベーターに乗れなくて待つ』ということはありませんでした。
ただ、開閉がめちゃくちゃ早いので、挟まれないように注意してください🥲
エレベーターから降りると、廊下はこんな感じで回廊になっていました。

部屋によっては、エレベーターを降りてから廊下を歩き回らなければならない場合もあります。
また、廊下が思ったよりも狭いため、キャリーケースですれ違う際は大変かもしれません。
トマムザ・タワーの部屋の内装

最初に、トマムザ・タワーの部屋は鍵での開け閉めになります。
オートロックキーではないので、外出する際は鍵を閉め忘れないように注意しましょう。
アメニティ類はレセプション近くに設置されているので、必要なものを持っていきましょう。
- ヘアブラシ
- 歯ブラシ
- ヘアゴムと綿棒セット
- 髭剃り
リビングルーム
今回宿泊した部屋はスタンダードルームなのですが、角部屋でリビングと寝室が分かれていました!

スタンダードルームなのに広くてびっくりしました。
ソファとテレビだけというシンプルなお部屋。
広いから筋トレできてよかった!

冷蔵庫は空っぽですが、インスタントのコーヒーと緑茶のティーパックが置いてありました。
ミネラルウォーターはありません。
トマムザ・タワーの部屋はスタンダード/ファミリー/ベビー・キッズフォース/フォレストツイン/愛犬/鮭ルームと多彩です
寝室

リビングルームから右手に進むと、ベッドルームになっています。
ごちゃごちゃしやすいリビングルームと寝るためのベッドルームが分かれているのは、個人的には有り難かったです。

ただ、建物自体は古いからかどの部屋にいても他の部屋の声は聞こえたよ...
パジャマは浴衣で、紐で2箇所縛るタイプのものです。
暖房をつけたまま寝たのですが、途中で暑く寝苦しくて起きました。(屋外は−15度)
よほどの寒がりじゃない場合、暖房を消して寝たほうが寝苦しくないかもしれません。
バスルーム

建物自体は古いですが、水回りは新しかったです。
ウォシュレット付きの温水便座でした。

ただ、清掃が行き届いていないのか、浴槽の隅に赤カビが...
シャンプーやリンス、ボディーソープはありますが、クレンジングやスキンケア用品(化粧水など)はありませんでした。
窓からの景色

窓からはリゾナーレトマムが見えました!
こちらは全室スイートルーム。

以前泊まったけど、こっちはスキンケア用品がお部屋に常備されてたよ♪
スキー場も見えて景色は抜群でした!
ただ、冬は冷えるので、太陽が沈んだらしっかりカーテンを閉めておきましょう。
トマムザタワー内の付帯施設
トマムザ・タワーにはさまざまな設備や施設があります。
利用したところを紹介していきますね♪
トマムザ・タワー内ラウンジ:ユックユック

エントランスからレセプションの反対側に進むとあるラウンジ『ユックユック』
無料ドリンクが8:00-22:00(LO21:30)まで楽しめます。
- 水
- ホットコーヒー
- スパークリングワイン
- アップルジュース
- 紅茶のティーパック(3種類)
- ココア
全部無料です!
22時までやっているので、食後にのんびりするも良し
チェックアウト前にここで次の計画を立てるも良し
私たちはどちらの時間も利用して、有意義な時間を過ごせました!
窓側にカメムシの死骸がめっちゃありました。翌朝も確認すると残っていたので、やっぱり清掃は行き届いてないのかな?と思います。
トマムザ・タワー内キッズスペース

ロビーには広いキッズスペースがあります。
すぐ横には授乳室もあるので、お子さん連れには大助かりのスペースですね。
トマムザ・タワー内売店

1階にあるショップ。
星野リゾート トマムオリジナルのお土産から、北海道のお酒やワイン、防寒グッズなど、さまざまな商品がありました。
ほかにも、コインランドリーやノースフェイスのショップ、スキー・ボードレンタルスペース(冬季のみ)があります。
ロビーの目の前にウェルカムコートという中庭もあったのですが、冬は出られませんでした。
トマムザ・タワー宿泊で利用できるレストラン

トマムザ・タワーから利用できるレストランは多数!!
ビュッフェからイタリア料理、和食に鉄板焼きと種類もタイプも豊富です。
予約が必要なレストランもあるので、行きたいレストランは事前に確認しておきましょう。
今回は夕食と朝食に利用した2箇所を紹介します。
森のレストラン ニニヌプリ

森に囲まれたビッフェスタイルのレストラン。
乳製品を使用したメニューからお刺身、牛の鉄板焼きなど、バリエーション豊かでした。
ライブ形式の料理が、ピザ・牛の鉄板焼き・ソフトクリームになっています。

ライブ形式の料理は並ぶので、家族やカップルなど複数人で来てる場合は、それぞれ分かれて並ぶと時間を有効に使えると思います。
牛の鉄板焼きはハスカップソース、ピザはマルゲリータとジンギスカンの2種類がありました。

ソフトクリームはワッフルコーンで、自分でさまざまなトッピングができるようになっていました。
料理はどれも美味しかったですが、ライブ形式の料理、特に牛の鉄板焼きはめちゃくちゃ並びます。
食べてる時間より並んでる時間のほうが長かったかも...

飲み物はフリードリンクバーと有料(アルコール類)があります。
ポイント
- 時間:17:30〜21:00(料理提供20:30まで)
- 料金:大人5,500円 7〜11歳4,000円 4〜6歳2,800円 3歳以下無料
- 席数:350席
- 予約不可
トマムザ・タワーからは連絡通路を利用して10分くらい。雨に濡れる心配はありませんが、寒いので上着は必須!
しかも、行きは上りなので結構大変かもしれません。
歩くのが嫌な人は無料の巡回バスを利用するといいですよ。
予約不可なので、混雑時に行くとかなり待たされます。(19時に行って40分待ちと言われました。)
また、席数が1番多いビュフェ会場ですが、席数に対して料理提供場所はかなりコンパクト。
1番注意してほしいのが、料理提供時間です。
私たちが利用したときは『ラストオーダーは20:30、席は21:00まで』とスタッフの方が丁寧に説明してくれました。
↑ただ、これってライブ形式の料理が20:30までって思いませんか?
実際は20:30になったら、すべての料理+有料・フリードリンクバー含むすべての飲み物も利用できません。
ポールが置かれて物理的に料理提供エリアに入れなくなるんです。
なので、利用時間が遅くなってしまった人は、20:30までに料理や飲み物など食べたいものは先にとって確保しておくことをおすすめします。
1番良いのは17:30〜利用することですね!
ミカク

ミカクはトマムザ・タワー内にあるビュッフェレストラン。
営業時間が長いので、朝食を遅く摂りたい人におすすめです。
私たちは7時ごろに行き、10分くらい待ちました。
和食を中心としたメニューが多く、ライブ形式の料理は鮭のお茶漬けとだし巻き玉子があります。

和食メインですが、パンやコロッケなど、洋食メニューも少し置いてありました。
どれも美味しいですが、だし巻き玉子が特に美味しかったです。

出汁が効いていてふわふわだったよ♡
トマムはフレンチトーストを推しているので、海鮮やフレンチトーストを食べたい人はほかの2つのレストランへ。
和食が良い!って人にはミカクがぴったりだと思います。
トマムザ・タワーの朝食券で利用できるレストランは3つ▽
名称 | 森のレストラン ニニヌプリ | レストラン ミカク | ビュッフェダイニング hal |
時間 | 6:00-9:30 料理提供9:00まで | 6:00-10:30 料理提供10:00まで | 6:30-10:00 料理提供9:30まで |
席数 | 350席 | 90席 | 200席 |
おすすめメニュー | 海宝丼 フレンチトースト | 鮭のお茶漬け ふわふわだし巻き玉子 | サーモンといくらの親子丼 フレンチトースト |
場所 | ザ・ヴィレッジアルファ | トマムザ・タワー | トマムザ・タワーより連絡通路で5分 |
料金 | 大人2,600円 7-11歳1,900円 4-6歳1,400円 3歳以下無料 | 大人2,600円 7-11歳1,900円 4-6歳1,400円 3歳以下無料 | 大人2,600円 7-11歳1,900円 4-6歳1,400円 3歳以下無料 |
お支払い | 朝食券/現金/部屋付/館内利用券/クレジッド/PayPayなど | 朝食券/現金/部屋付/館内利用券 クレジッドカード | 朝食券/現金/部屋付/館内利用券/クレジッド/PayPayなど |
*朝食券がある場合、料金はかかりません。
どこも予約不可なので、混雑時には待つ可能性が高いです。
チェックイン時にもらったパンフレットのQRコードからすべての施設の混雑具合や営業状況が確認できます。
レストランを利用する際はQRコードを活用しましょう。
ちなみに、トマムザ・タワーから近い順にミカク→hal→ニニヌプリ
ニニヌプリは連絡通路を使っていけますが、行きは上りで5−10分は歩きます。(シャトルバスも利用可)
食べたいものor行くまでの時間を考慮して朝食のレストランを決めるといいですよ♪
星野リゾートトマム内の観光スポット
星野リゾート トマムの敷地は広いですが、エリア内は無料のシャトルバスが走っています。
自家用車で移動してもいいですが、車を動かすのがめんどくさい方は無料の巡回バスを利用するのがおすすめ!
バス停は全部で6つ▽
- ミナミナビーチ・木林の湯
- リゾートセンター(雲海ゴンドラ発着所)
- 水の教会(ビュッフェダイニングhal)
- トマムザ・タワー
- 森のレストラン ニニヌプリ
- リゾナーレ トマム
利用した観光スポットを紹介しますね▽
雲海ゴンドラ&霧氷テラス

霧氷テラスまでは雲海ゴンドラを利用して約片道20分。
宿泊者は無料で利用できます。
雲海ゴンドラはリゾートセンターが発着所になっています。

滑るし山の上はさらに寒いので、スノーブーツに暖かい格好でいくことをおすすめします。
ゲレンデ利用者と同じゴンドラなので、混雑時には並ぶかもしれません。
私たちは13時過ぎごろに利用しましたが、並ばずにゴンドラに乗ることができました。
霧氷テラスにはメインのテラスと雲Cafeがあります。

メインのテラスからは天気が良いとリゾート内を一望できます。
雲Cafeはこんな感じ▽

霧氷をイメージした飲み物やお菓子が名物です。
ここから「クラウドウォーク」
雪山をさんぽできます。
夏は最後まで散歩できるのですが、冬は「クラウドバー」までしか行くことができないので注意してくださいね。

散歩道は滑りやすくまた、ゲレンデ滑走路なので注意しながらの散歩になります😂
残念ながら霧氷は見れませんでしたが、雪景色を堪能できたので満足でした!
- 期間:12/1〜3/31まで
- 営業時間:12/1-12/25→9:00-15:00上り最終15:30下り最終:12/26-3/31→9:00-15:30上り最終16:00下り最終
- 料金:大人2,200円 小学生1,300円 ペット500円(宿泊者は無料)
*営業時間内でも、気象条件により霧氷が発生しない、または営業を中止する場合があります
リゾートセンター

雲海ゴンドラの発着所であるリゾートセンター。
ここからゴンドラが2つでているので、ゲレンデ利用者がたくさんいました。

ちなみに、トマムザ・タワーからは別のゲレンデにアクセスできます。
リゾートセンター内には飲食店がいくつかあります。

午前中に着て滑ってここでお昼を食べて、また滑ってってすると1日満喫できますよ♪
席数が多いので、ゲレンデで遊び疲れた人たちが休憩していましたが、そこまで混雑していると感じませんでした。
冬季限定:アイスヴィレッジ

冬の夜にだけ体験できる氷でできた街『アイスヴィレッジ』
施設やアクティビティを体験できます。
- 氷のBar
- 氷の教会
- 氷のホテル
- 氷のパーラー
- 氷のラーメン屋
- 氷のブティック
- 氷の郵便屋
- 氷の広場
- 氷の気温塔
- アイスリンク
- 氷の滑り台
- 氷の雑貨屋
*時期や気象状況により体験できないこともあります
17:00からだったので17:30ごろに行ったら、空いていました!
寒いですが、幻想的できれいでした!
氷のBarを体験した。
グラスが氷できれいなのですが、、、
冷たい!!

値段も1杯1,500円😇
体験だからと2人で1杯頼みましたが、ソフトドリンクも同じ値段でびっくり😳
味は普通に美味しかったです!
ここでしか体験できないからと課金するかしないかは自由ですが、せめて1,000円以内だと誰でも体験しやすいかな?と思いました。
アイスヴィレッジが体験できる期間は12月初旬〜3月中旬まで。
氷の教会やホテルは気温が高くなっていたので、私たちが訪れた3/9にはすでにCLOSEしていました。
アイスヴィレッジは今期は3/14まで営業予定でしたが、実際は気温上昇に伴い予定よりも早く3/11でCLOSE。ギリギリに訪れるのはおすすめしません。
アイスヴィレッジはビュッフェダイニングhalから左手に進んだところに受付があり、そこから階段を降りて外に出ます。
外に出て3-5分歩くとアイスヴィレッジに到着します。
足元しか街灯がなくかなり暗いので、気をつけてくださいね。
- 時間:17:00-22:00(最終入場21:30)
- 料金:入場料600円(小学生以上)
- 日帰りでも利用可能(宿泊者は無料)
ほかにも無料でプールやお風呂も利用できます。今回は利用しませんでした。
詳細は公式サイトをご覧ください▽
星野リゾート『トマムザタワー』感想・まとめ

トマムザ・タワーは子連れ、大人数で宿泊したい人におすすめなホテルです。
私たちが感じたメリット・デメリット▽
メリット
- 部屋が広い
- 眺めが良い
- レストランがたくさんある
- リゾート内に施設がたくさんある
- ラウンジに朝から夜まで楽しめるフリードリンクがある
- 駐車場が無料
- 道民なら道民割でお得に泊まれる
デメリット
- 隣接する部屋や廊下の声が聞こえる
- 施設間の移動に時間がかかる
- どこの施設も混雑している
- アメニティは最低限
- 食事やアクティビティなど価格はやや高め
- 近隣の観光地や店舗まで遠い
- 虫が多い
ゆっくりのんびりホテル時間を楽しみたい方はリゾナーレトマムのほうがおすすめ!
旅行の目的によって合う合わないはあるかな!と思います。
私たちは霧氷テラスとアイスヴィレッジが目的だったので、満足でした!
星野リゾート トマム内を隅々まで楽しみたい人は、最低でも2拍必要だと思います。
夏と冬で全然違うから両方泊まってみるといいかも!

トマムを満喫するだけでも時間をかなり取ってしまうので、道内をいろいろ周りたい人は泊まるだけならトマムじゃなくてもいいかも...と思います。
旅行の目的に合わせてぜひホテルを選んでみてくださいね♪
最後まで読んでくれてありがとうございました🫶