
2020年10月に参拝しました。
埼玉県秩父郡郡長瀞にある寶登山神社(ほどさん)を参拝しました。秩父神社・三峯神社とともに並ぶ、秩父三社のひとつです。
宝登山の麓に鎮座しており、創建1900年の歴史ある神社です。
寶登山神社を参拝し、御朱印をいただきました。
【御朱印巡り】寶登山神社の御朱印はこちら♪

寶登山神社の御朱印はとてもシンプルです。
左側に参拝ではなく、登拝と書かれているのが印象的な御朱印です。
上記の御朱印は宝登山神社の通常の御朱印です。
初穂料は500円。
宝登山の山頂には奥宮があり、奥宮を参拝された方は奥宮の御朱印をいただくことができます。
どちらの御朱印も、本殿横にある神札所でいただくことができます。
奥宮はロープウェイ(5分)を利用するか、徒歩で片道約50分の道のりです。
ロープウェイは大人片道490円、往復830円。
神札所で通常の御朱印をいただき、奥宮を参拝すると伝えると、ロープウェイの1割引の割引券をいただくことができます。
今回は奥宮は参拝しませんでした。
【御朱印巡り】寶登山神社のご由緒

西暦110年、今からおよそ1900年前、第12代景行天皇の御代、皇子日本武尊が東征の帰途山容の美しさに惹かれ、ミソギの後に山頂を目指します。途中、山火事に遭遇しますが、神犬の神助を得て、無事に宝登山山頂において神霊を祀られたことが寶登山神社創建の始めと伝えられています。
山頂に尊の祖先にあたる神武天皇・大山祇神(山の神)・火産霊神(火の神)を祀り、山の名を「火を止める山」と表し、「火止山=ほどさん」と定め宝登山神社の基としました。後世、ふもとの泉から宝珠が飛翔した神変から、『宝登山=ほどさん』と改められました。
御祭神
○神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)
我が国をお肇(はじめ)になられた神武天皇。
初代の天皇で、皇室の祖先にあたる。
○大山祇神(おおやたづみのかみ)
山を司る神。
人の生活に欠かすことのできない水や動植物など山の幸を無限に恵み給う神。
神犬の大口真神(おおくちまがみ)を神使として我々を守ってくれる。
○火産霊神(ほむすびのかみ)
火を司る神。
ホは火を表し、ムスビは物を生成する神秘の力を表している。
火を悔れば災いを、尊べば福を授けてくれる。
ご利益
火災盗難除け・諸難除けの守護神としての御神徳が高い。
宝登山神社では、毎日のお申し込みの願いに沿って祈願祭がとり行われ、家内安全・商売繁盛・火防盗賊除け・交通安全・金運招福などの御祈願があります。
*公式ホームページ・参拝のしおり参照、引用
【御朱印巡り】寶登山神社をレポート!

一の鳥居は道路沿いにあります。白い大きな鳥居です。
一の鳥居を通り過ぎると、寶登山神社の神名が入った石柱が見えてきます。

このあたりは寶登山神社参拝者用の駐車場になっていました。

駐車料金はかかりません。
駐車場を通り抜けると、参道に入口にたどり着きます。

最初に斎館が見えてきます。


看板には宝登山神社の説明と、本殿の構造の説明がされていました。
斎館の近くには相生乃松(あいおいのまつ)があります。

昭和天皇のご成婚を奉祝し、大正13年(1924)に植えられた黒松・赤松です。黒松は男松、赤松は女松と言われています。
近くには大きい開運絵馬が飾られていました。

参道を進むと、二の鳥居がお出迎え。

白い鳥居に金色の扁額がとても映えています。
一礼して鳥居をくぐります。鳥居をくぐると、左側に手水舎があります。

手水舎で手と口を清めます。
手水舎を過ぎると、本殿まで続く、階段があります。階段を上りきると、狛犬が鎮座しています。


寶登山神社の狛犬は玉取り・子取り狛犬でした。
狛犬たちの間を通りすぎ、本殿で参拝。

現在の本殿は、明治初頭に造り替えられました。
本殿・幣殿・拝殿より成る権現造り(ごんげんづくり)です。
彫刻が細かく、色鮮やかでした。

お供えの御神酒も飾られていました。

本殿の左右の欄間には二十四孝のうち8話の彫刻が施されています。
左側の彫刻:二十四孝の内四話と長坂坡(ちょうはんは)に戦う趙雲の彫刻

右側の彫刻:赤兎馬(せきとば)を駆る関羽と二十四孝の内の四話

本殿裏側にも彫刻が施されています。

本殿の左側には神楽殿があります。

寶登山神社の境内にはさまざまな末社があります。
○招魂社(しょうこんしゃ)

明治・大正・昭和の戦争で、国のために尊い命を捧げた長瀞町出身の人々がまつられています。
○水神社

神楽殿わきから湧き出る水の神をおまつりしたお宮です。
常に清い水がでており、御神水として持ち帰る参拝者が多いです。
*現在は水質により飲用を控えるようにとのこと。
○祭器庫

○大黒天の銅像

○藤谷淵神社(ふじやぶちじんじゃ)

御祭神は
伊勢大神(天照大神/あまてらすおおかみ・豊受大神/とようけのおおかみ)
八坂大神(素戔嗚命/すさのおのみこと)
野栗大神(田畑の疫除の神)
諏訪大神(建御名方神/たけみなかたのかみ)
琴平大神(大国主生命/おおくにぬしのみこと)
熊野大神(伊奘冉生命/いざなぎのみこと)
榛名大神(埴山毘売命/はにやまひめのみこと)
竈三柱大神/かまどみはしらのおおかみ(奥津比古命/おくつひこのみこと・奥津比売命/おくつひめのみこと・火産霊命/ほむすびのみこと)です。
たくさんの神様がまつられているのは、明治時代まで、藤谷淵村(現在の長瀞町長瀞)の各所にあった8社の神社を寳登山神社に遷座しておまつりしたためだそう。
○みそぎの泉

日本武尊が東国平定の帰途、山ろくの泉で「みそぎ」をされ、宝登山に登られたと伝えられています。
○日本武尊社(やまとたけるのみことしゃ)

最もゆくりの深い日本武尊の御神霊をお祀りしたお宮です。
○天満天神社

学問の神様である藤原道真公をお祀りしているお宮です。
○宝玉稲荷神社(ほうぎょくいなりじんじゃ)

倉稲魂命(うかのみたまのみこと)をお祀りしたお宮です。

○祈祷殿神札所/授与所

神札所/授与所で御朱印をいただくことができます。
お守り、おみくじもいただくことができます。

境内は木々に囲まれており、心がとても休まりました。
奥宮は時間がなく、参拝できませんでした。奥宮の狛犬はとても珍しく、狛おおかみなんだとか。
次回は奥宮を参拝し、奥宮の御朱印もいただきたいと思います。
【御朱印巡り】寶登山神社の情報
名称 | 寶登山神社 |
住所 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828番地 |
受付 時間 | 4-9月 8:30-17:00 10-3月8:30-16:30 |
駐車場 | あり 無料 |
Web サイト | こちら |
*御朱印は本殿横にある神札所でいただくことができます。
【おまけ】嫁の御朱印日記
寶登山神社以外にもこれまで訪れた寺院・神社について御朱印について記念にまとめています。
よかったらご参照ください♪
最後に
今回は寶登山神社の本殿を参拝し、通常の御朱印をいただきました。今度は余裕を持って参拝に訪れ、徒歩で奥宮まで参拝に行きたいです。
奥宮まではロープウェイを利用するか、徒歩で片道約50分の道のりになります。
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