
2020年10月に参拝しました。
榛名(はるな)神社が巖山という一字15万㎡の境内地に鎮座しています。神社入り口から700mの参道は清流沿いにあり、杉や巨岩・奇岩を眺めながら参道を進みます。自然に癒されながら、参拝することができます。
榛名神社の境内は広く、本堂までの道のりは長いです。御朱印は本堂近くの社務所でいただくことができます。
【御朱印巡り】榛名神社の御朱印はこちら♪

榛名神社の御朱印はシンプルな御朱印でした。
私が参拝した日は御朱印帳に直接いただくことができましたが、混雑時や時期によっては書き置きのみの場合もあるそうです。公式サイトや参道入口に掲示があるので、事前にチェックしておきましょう。
初穂料は500円です。
御朱印は本殿近くにある社務所でいただくことができます。
【御朱印巡り】榛名神社のご由緒

榛名神社は第31代用明天皇丙午元年(1300年余前)の創起で延喜式内社である。徳川時代の末期に至るまで、神仏習合の時代が続き、満行宮榛名寺などと称えて上野寛永寺に属し、別当兼学頭が派遣されて一山を管理していたが、明治初年神仏分離の改革によって榛名神社として独立した。
*境内にあった看板、榛名神社由緒より。
延長5年(927年)に完成した、全国の主要な神社名を書きあげた延喜式『神名帳』があり、その中に上野国十二社の群馬郡小社として榛名神社は位置付けられています。
延喜式とは
朝廷の儀式・作法・事務手続きなどの格式集で、平安初期の制度を知る事の出来る重要な文献のこと。
神名帳は国郡ごとに全国の神名が記されている。
御祭神
○火産霊神(ほむすびのかみ)
イザナギ・イザナミの神生みで生まれた火の神。
別名:迦具土神(かぐつちのかみ)
○埴山毘売神(はにやまひめのかみ)
イザナミが火の神カグツチを海、火傷をおって亡くなろうとする間に病み臥しながら産んだ土の神。
ご利益
鎮火開運、五穀豊穣などがあります。
火産霊神:鎮火・火難除け・郷土守護など
埴山毘売神:田畑の開墾守護・陶磁器業守護・子守や安産守護など
【御朱印巡り】榛名神社をレポート!
榛名神社の駐車場は神社手前に何ヶ所かあります。車を停めてから参拝スタート。

最初にマップで参道を確認しました。本殿までの道のりは長いです。個人的には、運動靴で参拝することをおすすめします。
神社入口には神名の入った石柱と鳥居があります。

鳥居を一礼してからくぐると、随神門(ずいしんもん)がお出迎え。

随神門、以前は仁王門と呼ばれていたそう。

随神門に太々御神楽の扁額が掲げられていました。
随神門の脇に毘沙門天の銅像が建っています。

榛名神社には七福神の銅像が境内のいたるところに建っているので、銅像を探しながら、参道を進んで行くのも一興です。
随神門を過ぎ、みそぎはしの前に寿老人の銅像が建っていました。

みそぎはしを渡ると、より一層、緑が深くなってきます。

榛名神社は榛名山の中腹に鎮座している神社です。参道は自然に囲まれており、自然に癒されながら参拝することができます。
みそぎはしをすぎると右手側に鞍掛岩(くらかけ岩)が見えます。

写真ではわかりにくいですが、アーチ状になっています。
参道は清流に沿って続いており、川のせせらぎを聞きながら進んでいきます。

参道は古杉に囲まれており、マイナスイオンに包まれいます。
左側の山側に秋葉神社の鳥居がありました。

参道を進んでいると、布袋さまの銅像がありました。

参道途中には地蔵さまもいました。

参道が長いためか、休憩所もありました。

榛名神社は、雨乞いの神様としても有名です。榛名神社の御神水の入った竹筒を神前に供えて御祈祷をしてもらい、その御神水を持ち帰り、雨乞いの行事をして、非常に効果があったと言われているそうです。

この場所では御神水開運おみくじを行うことができます。
そばには福禄寿の銅像が建っていました。

参道を歩いていると左側に、夕日岳と朝日岳が見えます。

夕日岳・朝日岳をすぎると、三重塔が見えてきます。
三重塔の手前には狛犬が鎮座しています。


三重塔の目の前には恵比寿さまの銅像が建っていました。

三重塔の装飾が綺麗でした。


三重塔をすぎ、鳥居をくぐります。

鳥居の先にはトンネルがありました。
岩が崩れ落ちないよう、トンネル状にして補強されていました。


トンネルの途中には塞神社(さえのかみ社)があります。

御祭神は八衢比古神(やちまたひこのかみ)・八衢比賣神(やちまたひめのかみ)・來名戸神(くなどのかみ)です。この神様は他界より侵入して厄災をもたらす邪神、悪魔などを防ぎ止め、追い返すことを掌どっています。
トンネルを抜けると神橋(しんきょう)があります。
神橋を渡ると左側の岩肌に扉がありました。


これは東面堂(とうめんどう)という建物の名残だそうです。
神橋の近くには弁財天の銅像が建っていました。

朱の柵で囲まれた萬年泉があります。

水源神の榛名神社への雨乞講の伝統は古く、萬年泉はその史跡・民族資料のひとつだそうです。
参道を先に進むと、右側の崖から滝が流れていました。

清流沿いの参道はここまで。階段を上り本殿へ向かいます。
階段を上がる前に、御水屋があるので、こちらで手と口をお清め。

本殿を目指し階段を上がると、左側にお堂が見えます。

神幸殿(みゆきでん)といいます。神幸殿をすぎると神門があります。

神門をくぐると右側に社務所があります。
本殿の方へ向くと、双龍門が目に入ります。*私が参拝した2020年10月は修繕工事中で双龍門を見ることができませんでした。
竣工は安政2年(1855年)。一間一戸四脚門で総欅造りです。4枚の扉にはそれぞれ丸く文様化された龍の彫刻が施されていることから双龍門と呼ばれるようになったそうです。

双龍門を抜けると、神楽殿がありました。

神楽殿は明和元年(1764年)に再建されました。
神楽殿の目の前に本殿があります。

本殿で参拝。
本殿の隣にも末社がありました。

本殿はとても厳かな雰囲気に包まれていました。

本殿の彫刻はとても見事でした。


本殿を横から見てみると、後ろにある御姿岩と繋がっています。建物が岩に食い込んでいるように見えます。
御姿岩の奥に御神体が祀られています。

御姿岩を横から見てみると、くびれており、上の岩が今にも落ちてきそうです。くびれの部分に大麻(おおあさ)がささっていました。誰がどうやってあそこにさしたのか不思議です。
本殿を参拝後、社務所で榛名神社の御朱印をいただきました。

最後の七福神の銅像、大黒天は社務所の前に建っていました。

榛名神社の御朱印は本殿近くにある社務所でしかいただくことができません。参道も長く、参拝に時間がかかるため、余裕を持って榛名神社を訪れるようにしましょう。
御朱印は日により、御朱印帳に直接いただけない場合もあります。
【御朱印巡り】榛名神社の情報
名称 | 榛名神社 |
住所 | 群馬県高崎市榛名山町甲849 |
拝観 時間 | 7:00-18:00 (冬季)17:00まで |
駐車場 | あり 無料 榛名神社周辺に15ヶ所くらいあり |
Web サイト | こちら |
*私が参拝した日は御朱印の受付が社務所で8:45-16:00まででした。日によって異なりますので、余裕を持って参拝に訪れましょう。
【おまけ】嫁の御朱印日記
榛名神社以外にも今まで訪れた寺院・神社について御朱印について記念にまとめています。
よかったらご参照ください♪
最後に
榛名神社の境内は広く、自然があふれており、マイナスイオンを感じながら参拝することができました。本殿は厳かな雰囲気に包まれており、身が引き締まりました。
御朱印は本殿近くの社務所でいただくことができます。
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